「今年の東洋は、さらに大きくなるのではないか」
大学ラグビーファンの間で、そんな期待と脅威の声が交錯しています。
近年、関東大学リーグ戦1部で上位校を次々と撃破し、その圧倒的なフィジカルとスクラムで「東洋旋風」を巻き起こしている東洋大学ラグビー部。
2026年度の新入生は、まさにその勢いを加速させる「黄金世代」と呼ぶにふさわしい顔ぶれが揃いました。
高校日本代表候補を複数擁し、海外経験者や強豪校の主力級が結集した今季のルーキーたち。
彼らが大学ラグビーの勢力図をどう塗り替えるのか、新戦力の詳細を徹底分析します。
| 要素 | 2026年度の注目ポイント |
|---|---|
| FW | 高校日本代表候補を含む大型留学生と強力スクラムの継承 |
| BK | NZ帰りや花園スターなど多彩な攻撃オプションの加入 |
| 全体 | 関東リーグ戦優勝と大学選手権上位進出を狙う即戦力級 |
東洋大学ラグビー部 新入生2026リストと出身校データ
2026年度、東洋大学の門を叩く新入生たちは、質・量ともに近年稀に見る充実ぶりを見せています。
特にフォワード陣のサイズと、バックス陣のスキルフルなタレントのバランスが絶妙です。
ここでは、公式発表やメディア情報を基に、ポジション別の新入部員予定者を一覧で紹介します。
出身高校や代表歴を見るだけでも、東洋大学のスカウティング力の高さが窺えるはずです。
フォワード(FW):圧倒的フィジカルを誇る重戦車たち
東洋大学の代名詞である「スクラム」を支えるフロントローと、空中戦を制するセカンドローには、将来有望な逸材が揃いました。
特に注目すべきは、高校日本代表候補にも名を連ねる留学生選手たちの加入です。
- PR 伊丸 真生(東海大相模):強靭な足腰を武器に、スクラムの柱として期待される神奈川の雄。
- PR 橋本 泰成(熊本工業):九州の強豪で揉まれた経験値と、セットプレーの安定感が魅力。
- HO 吉川 慎之助(日向):フィールドプレーもこなせる機動力があり、No.8もカバー可能な万能型。
- HO 早坂 悠吾(東福岡):高校ラグビー界の横綱・ヒガシ出身、勝者のメンタリティを持つ。
- LO 黒須 樟(東海大相模):ラインアウトの核となる高さと、激しいコンタクトプレーが持ち味。
注目の留学生・日本代表候補(FW):規格外のパワー
今季の補強で特筆すべきは、高校ラグビー界を席巻した留学生FWたちの加入です。
彼らの存在は、大学レベルのフィジカルバトルでも即座にアドバンテージとなるでしょう。
- LO/No8 フォラウ 隼人(流経大柏):※高校日本代表候補。圧倒的な突破力と高さを兼備。
- LO/FL 吉野 アレサンドロ(桐生第一):※高校日本代表候補。運動量豊富で激しいタックルが光る仕事人。
- FL/CTB ラトゥ・カヴェイガフォラウ(目黒学院):※高校日本代表候補。BKもこなす器用さと破壊力を併せ持つ。
- No8 ロケティ・ブルースネオル(目黒学院):※高校日本代表候補。決定力抜群のボールキャリアーとして期待大。
- FL アグゥ 玲央マティンス(東洋大牛久):付属校からの昇格組、チーム愛と献身的なプレーで貢献。
ハーフ団(SH/SO):ゲームを支配する司令塔
重量級FWを操り、エリアマネジメントと攻撃のテンポを作るハーフ団にも、高校トップクラスの人材が集まりました。
特にSHの層の厚さは、スピーディーな展開ラグビーへの対応力を示唆しています。
- SH 井 颯太郎(城東):※高校日本代表候補。正確なパス捌きと判断力でFWを動かす司令塔。
- SH 黒岩 稜(大分東明):※高校日本代表候補。サイド攻撃への嗅覚と強気なゲームメイクが魅力。
- SO 永吉 天馬(クライストチャーチボーイズ):NZ留学組。本場のラグビーIQとキックスキルを持ち込む。
- SO/CTB 山岡 洋祐(浮羽究真館):U16カンタベリー州代表歴あり。複数のポジションをこなすユーティリティ性。
バックス(CTB/WTB/FB):決定力のあるフィニッシャー
フィジカルで押し込んだ後の決定機を確実にスコアに結びつける、決定力のあるランナーたちが加入しました。
強豪校のエース級が揃い、バックスラインの定位置争いも熾烈になることが予想されます。
- CTB 上村 嵐(浮羽究真館):突破力とディフェンスの安定感を兼ね備えたミッドフィールダー。
- CTB 根岸 悠羽(國學院栃木):堅守・國栃仕込みのタックルと、泥臭いプレーでチームを鼓舞する。
- WTB/FB 阿久田 広大(大阪桐蔭):名門・大阪桐蔭のスピードスター。一瞬の隙を突くランは脅威。
- WTB/FB 中村 理応(目黒学院):高い身体能力を生かした空中戦と、力強いランニングが武器。
- WTB 吉川 歩輝(北越):北信越の星。スピードに乗ったプレーでサイドライン際を駆け抜ける。
即戦力ルーキーとチームへの融合
これだけのタレントが揃うと、春季大会からAチームでの出場機会を掴む選手も現れるでしょう。
特にフォラウ選手やロケティ選手などの留学生FWは、先輩であるウーストハイゼン選手(現・埼玉WK)の系譜を継ぐ存在です。
また、SHの井選手や黒岩選手も、1年目からゲームコントロールを任される可能性があります。
彼らが既存の強力FWとどう融合し、新しい東洋のアタックオプションを構築するかが、シーズンの鍵を握ります。
フィジカルモンスター続々!注目選手の詳細分析

リストの中でも特に、大学ラグビー界へのインパクトが大きいと予想される選手たちをピックアップしました。
彼らのプレースタイルや高校時代の実績を知ることで、試合観戦がより面白くなるはずです。
目黒学院&流経大柏ラインの破壊力
目黒学院から加入するラトゥ・カヴェイガフォラウ選手とロケティ・ブルースネオル選手は、花園でも猛威を振るったコンビです。
彼らは単なるパワープレイヤーではなく、オフロードパスや接点でのスキルも非常に高いレベルにあります。
また、流経大柏出身のフォラウ 隼人選手は、LOとしての高さに加え、フィールドプレーでの機動力も魅力です。
この3人が同時にピッチに立った時、相手チームにとっては「止まらない壁」が襲ってくるような恐怖となるでしょう。
東洋大学が近年強化してきた「コンタクトエリアでの絶対的優位」を、彼らがさらに高い次元へと引き上げます。
NZ経由の司令塔・永吉天馬の可能性
異色の経歴を持つのが、ニュージーランドの強豪校クライストチャーチボーイズから加入するSO永吉天馬選手です。
ラグビー王国で培った判断力、スペース感覚、そして英語でのコミュニケーション能力は、多国籍化するチームの大きな武器になります。
従来の日本の高校ラグビーとは異なるリズムや戦術眼を持ち込むことで、東洋大学のアタックに新しい風を吹き込むでしょう。
既存のフィジカルラグビーに、NZ流のスマートな展開力が加われば、上位校にとっても厄介な存在になります。
彼が日本の大学ラグビーに適応し、どのタイミングで頭角を現すか、ファンならずとも注目したいポイントです。
高校日本代表候補SHコンビの定位置争い
SH(スクラムハーフ)というたった一つのポジションを巡り、高校日本代表候補の井選手と黒岩選手が競い合います。
井選手は城東高校(徳島)で培ったテンポの良いパスワークと、FWを動かすコーチングの声が武器の正統派です。
一方、黒岩選手は大分東明高校出身らしく、自ら仕掛けるランプレーや強気の判断で局面を打開するタイプです。
タイプの異なる二人が切磋琢磨することで、東洋大学のSHのレベルは飛躍的に向上すること間違いありません。
試合展開や対戦相手によって二人を使い分けるような起用も考えられ、戦術の幅が大きく広がります。
東洋大学の戦術はどう変わる?新入生の影響力
強力な新入生の加入は、単なる戦力補強以上の意味を持ち、チームの戦術そのものに変化をもたらす可能性があります。
これまでの「セットプレー偏重」から、より総合的な「トータルラグビー」への進化が見込まれます。
スクラムとラインアウトのさらなる安定
FWの新戦力が充実したことで、東洋大学の最大の武器であるセットプレーは盤石のものとなります。
特にLO/FLのサイズアップにより、ラインアウトでの獲得率向上や、モールディフェンスでの強度がマシマシになるでしょう。
関東リーグ戦では、帝京大学や明治大学といったFWが強力なチームとの対戦が鍵を握ります。
新入生たちがフィジカルバトルで互角以上に渡り合えれば、ボール保持率が高まり、試合を優位に進めることができます。
「東洋のスクラムは重い」という定評に、「高さ」と「巧さ」が加わるのが2026年度のFWパックです。
バックス展開力の向上と得点パターン
FWが作ったチャンスを確実に仕留めるためのBK陣も、大阪桐蔭出身の阿久田選手や國學院栃木出身の根岸選手ら実力者が補強されました。
これにより、FW近場の攻防だけでなく、ワイドにボールを動かしてトライを取り切る形が増えるでしょう。
特に、相手ディフェンスが東洋のFWを警戒して内側に寄った瞬間、外側のスペースを攻略するスピードスターたちの存在が効いてきます。
留学生FWがデコイ(おとり)となり、空いたスペースをBKが突くという、シンプルかつ強力なアタックオプションが確立されます。
選手層の厚みがもたらすシーズン通しての強さ
大学ラグビーは秋のリーグ戦から冬の大学選手権まで続く長丁場の戦いであり、選手層の厚さが最終順位に直結します。
これまでは主力選手への依存度が高い傾向がありましたが、即戦力ルーキーの加入でターンオーバーが可能になります。
怪我人のリスクヘッジができるだけでなく、練習からAチームとBチームのレベル差が縮まり、チーム全体の強度が上がります。
誰が出ても「東洋のラグビー」を遂行できる体制が整うことこそ、2026年度のリクルート最大の成果と言えるでしょう。
関東大学リーグ戦のライバル比較と展望

新入生たちが戦う舞台は、猛者たちがひしめく関東大学リーグ戦1部です。
ライバル校の動向と比較しながら、東洋大学が目指すべき立ち位置と今シーズンの展望を考察します。
東海・流経・法政との激しい上位争い
リーグ戦の覇権を争う東海大学や流通経済大学も、例年通り強力な新入生を獲得しており、戦力は拮抗しています。
特に東海大学はフィジカル、流通経済大学は展開力に定評があり、東洋大学にとってはスタイル的に真っ向勝負となる相手です。
法政大学も近年復調しており、伝統の展開ラグビーに磨きをかけてきているため、油断は禁物です。
これらのライバルに対して、東洋大学はいかに「FWの圧力」で主導権を握り、相手の良さを消せるかが勝負の分かれ目となります。
大学選手権出場とベスト4への壁
東洋大学の悲願である大学選手権での上位進出、特に「年越し(ベスト4以上)」を果たすには、関西勢や対抗戦グループ上位校への対策が必須です。
帝京、早稲田、明治といったトップティアに対して、フィジカルで引けを取らないスカウティングができたことは大きな前進です。
2026年の新入生たちが夏合宿を経て逞しく成長し、秋のシーズンで爆発力を発揮すれば、壁を破る可能性は十分にあります。
特に、留学生選手たちが日本の大学ラグビーの規律やテンポに早期に適応できるかが、チーム躍進の鍵となります。
リーグワンへの輩出も加速する東洋ブランド
近年、東洋大学出身者がリーグワンのトップチームで活躍する事例が増えており、高校生からの評価も高まっています。
昨年度も埼玉パナソニックワイルドナイツやクボタスピアーズ船橋・東京ベイなどに卒業生が加入し、即戦力として期待されています。
こうした「卒業後の進路の良さ」も、優秀な高校生が東洋大学を選ぶ大きな要因となっています。
2026年の新入生たちも、4年後にはプロの舞台で活躍するポテンシャルを秘めており、その成長過程を見守るのもファンの楽しみの一つです。
2026年度東洋大学ラグビー部への期待まとめ
2026年度の東洋大学ラグビー部は、近年の躍進をさらに加速させるための「ラストピース」が埋まったような充実感があります。
高校日本代表候補を含む強力な新入生たちは、間違いなくチームに新しいエネルギーをもたらします。
フィジカルバトルを制し、賢く戦う新しい東洋ラグビーのスタイルが確立される1年になるでしょう。
ぜひグラウンドに足を運び、彼らの若き情熱と激しいタックルを目撃してください。
- 注目点1:FW新入生たちの規格外のパワーとスクラムへの適応
- 注目点2:高校日本代表候補SHコンビによるゲームメイク競争
- 注目点3:リーグ戦での上位進出と大学選手権でのジャイアントキリング



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