2027年に開催されるラグビーワールドカップ・オーストラリア大会の出場全24カ国がついに決定し、世界中のファンが熱狂しています。前回大会の結果により自動的に出場権を得た強豪国に加え、熾烈な大陸予選を勝ち抜いた新たなチームが名を連ねました。今回は参加国が24チームに拡大される初の大会となり、大会形式も大きく変更されます。
- 自動出場権を獲得した12カ国
- 大陸予選を突破した10カ国
- プレーオフと敗者復活戦を制した2カ国
この記事では、決定した全出場国の詳細リストと予選のドラマ、そして新しくなった大会フォーマットについて網羅的に解説します。

ラグビーワールドカップ2027出場国・全24チームの一覧と決定プロセス
ついに2027年オーストラリア大会の出場全24カ国が出揃い、世界中のラグビーファンが組み合わせ抽選会に向けて熱視線を送っています。前回大会からの自動出場組12カ国に加え、熾烈な大陸予選を勝ち抜いた12カ国が名を連ねており、参加枠拡大による大会のレベルアップが確実視されています。ここでは、決定した出場国の一覧と、それぞれのチームがどの予選枠から進出したのかを詳しく解説します。
前回大会成績による自動出場権獲得(12カ国)
2023年フランス大会の各プール上位3チームには、次回大会への自動出場権(予選免除)が与えられました。優勝した南アフリカ、準優勝のニュージーランドを筆頭に、イングランド、アイルランド、フランスといった伝統国が順当に名を連ねています。また、開催国となるオーストラリアや、前回大会で苦戦しながらもプール3位に入った日本、フィジー、イタリアなどもこの枠に含まれます。これらの12カ国は早期から強化プログラムを進めており、大会の中心勢力となることは間違いありません。
ヨーロッパ・アフリカ地区の予選通過国
激戦区として知られるヨーロッパ予選からは、ジョージア、ポルトガル、ルーマニア、スペインの4カ国が出場権を勝ち取りました。特にスペインは久しぶりのワールドカップ復帰となり、地域予選での安定した戦いぶりが評価されています。アフリカ地区からは、ジンバブエが予選を首位で通過し、久々の大舞台への切符を手にしました。これらの国々はフィジカルとスキルを兼ね備えており、ティア1国を脅かす存在として注目されています。
南北アメリカ・パシフィック地区の予選通過国
南米予選からはウルグアイが安定した強さを見せて出場を決め、チリもプレーオフを制して連続出場を果たしました。パシフィック地区(北米含む)からは、トンガに加え、アメリカとカナダが揃ってワールドカップへの復帰を果たしています。特に前回大会で出場を逃した北米勢の復活は、ラグビーのグローバルな発展において重要な意味を持ちます。フィジカルバトルを得意とするこれらのチームは、プール戦での台風の目になる可能性があります。
アジア・最終予選(敗者復活)からの通過国
アジア地区からは、香港チャイナが悲願の初出場を決め、アジアラグビー界に新たな歴史を刻みました。そして、世界各地の予選で敗れたチームが集う最終予選大会(敗者復活戦)では、サモアが劇的な勝利を収めて最後の1枠を確保しています。サモアの出場決定により、パシフィック・アイランド諸国の強豪が全て揃う形となりました。これにより、全24チームのラインナップが完全に確定しています。
組み合わせ抽選に向けた4つのバンド分け
出場国決定に伴い、プール分け抽選会で使用される「バンド(ポッド)」も確定しました。バンド1には南アフリカ、ニュージーランド、イングランド、アイルランド、フランス、アルゼンチンが入り、日本はオーストラリアと同じバンド2に振り分けられています。バンド3にはジョージアやアメリカなどが入り、バンド4にはサモアや香港チャイナが含まれる構成です。このバンド分けが、死の組を生むかどうかの重要な鍵を握ることになります。
24カ国拡大で変わる大会形式と新設ラウンドオブ16の仕組み

今大会最大の特徴は、参加チーム数が従来の20カ国から24カ国へと拡大されたことであり、これに伴い大会フォーマットも刷新されました。試合数の増加や日程の調整が行われ、より多くの国にチャンスが広がる形式へと進化しています。ここでは、ファンが知っておくべき新しい大会ルールの要点を解説します。
4チーム×6プール制への変更点
従来は5チームずつ4つのプールで争われていましたが、今大会からは4チームずつ6つのプール(プールA〜F)に分かれて予選を戦います。これにより、各チームのプール戦での試合数が4試合から3試合へと減少し、選手の負担軽減と日程の短縮が図られました。1試合の重みがこれまで以上に増すことになり、初戦から全力の戦いが求められるスリリングな展開が予想されます。休息期間も確保されやすくなり、コンディション調整の面でもメリットがあります。
決勝トーナメント進出条件の緩和と厳格化
プール戦を突破して決勝トーナメントに進めるのは合計16チームとなり、従来の8チームから倍増しました。各プールの上位2チーム(計12チーム)は自動的に進出決定となり、さらに各プールの3位チームのうち成績上位の4チームも駒を進めることができます。これにより、強豪国と同組になったティア2国にも、3位通過による決勝トーナメント進出の可能性が大きく広がりました。最後まで諦めない戦いが、予選プールの最終戦まで続くことになります。
新設された「ラウンド・オブ・16」の衝撃
準々決勝(ベスト8)の前段階として、新たに「ラウンド・オブ・16(1回戦)」が導入されることになりました。これはサッカーのワールドカップと同様のノックアウト方式であり、負ければ終わりの一発勝負が早い段階から始まります。プール戦を勝ち上がった16チームが激突するため、番狂わせが起きる可能性も高く、大会の盛り上がりは最高潮に達するでしょう。優勝するためには、この新たなハードルを含めて4回のノックアウト試合に勝つ必要があります。

激戦の予選を勝ち抜いた注目チームと各地域の勢力図
長い予選ロードを経て出場権を勝ち取ったチームには、それぞれのドラマと強化の背景があり、本大会での躍進が期待されています。特に予選プロセスが変更されたことで、地域ごとの競争力がより鮮明に浮かび上がってきました。ここでは、予選を通過したチームの中から、特に注目すべき国と地域の情勢について深掘りします。
ヨーロッパ予選で見えた勢力均衡と実力
ヨーロッパ地区予選では、ジョージアが圧倒的な強さを見せて首位通過を果たし、ティア1国に肉薄する実力を証明しました。一方で、ポルトガルとスペインも攻撃的なラグビーを展開して出場権を獲得し、欧州中堅国のレベルアップを印象付けています。ルーマニアも伝統のフォワード戦で粘り強く勝ち残りましたが、ベルギーやオランダといった国々も急成長しており、欧州全体の層の厚さが際立つ結果となりました。
南北アメリカとパシフィックの復活劇
前回大会でまさかの予選敗退を喫した北米勢ですが、アメリカとカナダが揃って出場権を奪還し、地域のプライドを取り戻しました。南米ではチリとウルグアイが継続的な強化策を実らせており、アルゼンチンに続く勢力として地位を確立しつつあります。パシフィック・ネーションズカップなどを通じて強化を進めたトンガやサモアも、フィジカルと展開力を武器に、上位国を食う準備を整えています。
初出場と返り咲き組がもたらす新しい風
今回最大のサプライズと言えるのが、アジア代表として初出場を決めた香港チャイナの存在です。長年の強化プログラムと帰化選手の融合により、ついに世界の舞台へと足を踏み入れることになりました。また、かつてワールドカップの常連だったジンバブエが久しぶりにアフリカ代表として戻ってくることも、オールドファンにとっては嬉しいニュースです。これらの国々がどのようなラグビーを見せるのか、世界中が注目しています。
日本代表の立ち位置は?バンド分けと組み合わせ抽選の展望

エディ・ジョーンズHC率いる日本代表にとって、今回のバンド分けと組み合わせ抽選は、ベスト8以上を目指す上で極めて重要な意味を持ちます。バンド2に入ったことで、予選プールで対戦する相手の想定がある程度絞り込まれてきました。ここでは、日本代表が置かれた状況と、想定される対戦シナリオについて分析します。
バンド2入りのメリットとデメリット
日本は世界ランキングに基づきバンド2に入ったため、予選プールで同じバンド2の強豪(オーストラリア、フィジー、スコットランドなど)とは対戦しません。これは、実力が拮抗するライバルとの潰し合いを避けられるという意味で、大きなメリットと言えます。しかし、必ずバンド1の超強豪国(南アフリカやニュージーランドなど)と1チームは同組になる運命にあります。予選突破のためには、格上への挑戦と、格下となるバンド3・4チームへの確実な勝利が求められます。
警戒すべき「死の組」の可能性
バンド3やバンド4にも実力国が含まれているため、組み合わせ次第では非常に厳しい「死の組」が形成される可能性があります。例えば、バンド1からフランス、バンド3からジョージア、バンド4からサモアといったフィジカルの強いチームが集まると、日本にとっては苦しい展開が予想されます。特にバンド3のジョージアやバンド4のサモアは、ティア1国を倒すポテンシャルを秘めており、決して油断できない相手です。抽選の行方が、日本の運命を大きく左右します。
ラウンド・オブ・16進出への戦略
新フォーマットでは、プール3位でも決勝トーナメント進出の可能性があるため、日本としては最低でも2勝を確保することが第一の目標となります。バンド3・4のチームに確実に勝利し、勝ち点を積み上げることができれば、ラウンド・オブ・16への道は開けます。もちろん、バンド1のチームから金星を挙げれば、プール1位や2位での通過も現実味を帯びてきます。短期決戦となるプール戦では、初戦の入り方とボーナスポイントの獲得が鍵になるでしょう。
開幕までのスケジュールとチケット情報の最新動向

出場国が決まり、次はいよいよ具体的な対戦カードが決まる組み合わせ抽選会、そしてチケット争奪戦へとフェーズが移行します。現地観戦を計画しているファンにとっては、今後のスケジュールを把握し、早めに準備を進めることが重要です。ここでは、開幕に向けた主要なイベント日程と、チケット販売に関する最新情報をまとめます。

運命のプール組み合わせ抽選会
全チームが決定したことを受け、2026年のシックス・ネーションズ開催前に、注目のプール組み合わせ抽選会が行われます。この抽選会で各国の対戦相手と試合日程、会場が具体的に決まるため、世界中のファンの注目が集まるイベントです。抽選会の結果次第で、各国の合宿地や調整スケジュールも本格的に動き出すことになります。日本代表がどのプールに入るのか、ライブ配信などでその瞬間を見守りましょう。
試合日程と開催都市の決定
抽選会が終了すると、詳細なマッチスケジュールと、各試合が行われるオーストラリア国内の開催都市が発表されます。今大会はシドニー、メルボルン、ブリスベンなどの主要都市に加え、地方都市でも試合が開催される予定です。移動距離が長いオーストラリアだけに、日本代表の試合会場がどこになるかは、現地観戦の旅行計画を立てる上で非常に重要な要素となります。航空券や宿泊先の手配も、この発表直後から一気に加速するでしょう。
チケット販売のフェーズと入手方法
チケット販売は、通常、抽選会後に「チームパック」や「スタジアムパック」などのセット販売から開始されます。その後、一般向けの単券販売がフェーズを分けて行われるのが通例であり、公式サイトでの事前登録(ID作成)が必須となります。人気カードや決勝トーナメントのチケットは即完売が予想されるため、販売開始日時を正確に把握しておく必要があります。公式リセールサイトの活用も含め、情報をこまめにチェックすることをお勧めします。

まとめ
2027年ラグビーワールドカップ・オーストラリア大会の全24出場国が出揃い、大会に向けた期待は最高潮に達しています。大会形式の変更や新興国の参加により、これまで以上に予測不能でエキサイティングな戦いが繰り広げられることは間違いありません。
- 自動出場12カ国と予選突破12カ国の全24チームが決定
- 4チーム×6プール制とラウンド・オブ・16の導入
- 組み合わせ抽選会とチケット情報のチェックが急務
日本代表がどのような組に入り、どのような戦いを見せてくれるのか。まずは間もなく行われる組み合わせ抽選会の結果を待ち、開幕への準備を整えていきましょう。


