2026年、新たなシーズンを迎える「鉄紺の騎士団」こと東洋大学ラグビー部。
昨シーズンは関東大学リーグ戦1部で堂々の2位に入り、大学選手権でも強豪・帝京大学と激闘を演じました。しかし、チームを牽引したステファン・ヴァハフォラウ主将や森山海宇オスティン選手ら、黄金世代の卒業により、2026年度は大きな変革期を迎えます。
「今年のスタメンはどうなる?」「抜けた穴を埋める新星は誰だ?」
そんな熱心なファンのために、最新情報と詳細なデータに基づき、2026年度の東洋大学ラグビー部スタメンを大胆予想します。
| 項目 | 2025年度実績 | 2026年度の焦点 |
|---|---|---|
| リーグ戦順位 | 1部 2位 (6勝1敗) | 悲願の初優勝なるか |
| 大学選手権 | 3回戦敗退 (vs帝京大) | ベスト8の壁打破 |
| チーム課題 | 留学生FWの卒業 | 新FW陣の構築 |
東洋大学ラグビー部スタメン2025の実績と卒業メンバー
2026年度の予想をする前に、まずは直近の2025年度シーズンの主力メンバーと、チームを去る4年生の影響度を整理しましょう。ここを知ることで、新チームの「伸びしろ」が見えてきます。
鉄紺の躍進を支えた2025年度の基本布陣
2025年度シーズン、東洋大学は「フィジカルバトル」と「高速展開」を武器にリーグ戦を席巻しました。特にFW(フォワード)のサイズと機動力は大学トップクラスで、東海大学とも27-28という歴史的な接戦を演じています。
基本スタメンは、FWに大型留学生と仕事量の多い日本人選手を配置し、BK(バックス)に決定力のあるランナーを揃える構成でした。セットプレーの安定感が、リーグ戦2位という好成績の土台となっていたことは間違いありません。
卒業する「黄金世代」のビッグネームたち
2026年3月で卒業するメンバーは、東洋大を1部上位に定着させた功労者たちです。特に以下の選手たちの穴をどう埋めるかが、新チーム最大の課題となります。
- ステファン・ヴァハフォラウ (No.8/FL): 主将としてチームを牽引した絶対的柱。
- 森山 海宇 オスティン (FL): 副将。リーグワン・浦安D-Rocks入りが内定しているハードタックラー。
- ジュアン・ウーストハイゼン (LO): 身長211cmの超大型ロック。ラインアウトの要。
- 天羽 進亮 (SO): 副将。冷静なゲームメイクで攻撃を指揮した司令塔。
彼ら主力が抜けるポジションは、そのまま2026年度の「注目ポジション」となります。
大学選手権・帝京大学戦で見せた可能性
2025年12月に行われた大学選手権3回戦、帝京大学との試合は14-29で敗れましたが、前半は互角の戦いを見せました。この試合で輝きを放ったのが、当時2年生(新3年生)のSO/FB池渕紅志郎選手や、スクラム最前列を支えた下級生プロップ陣です。
王者相手に通用した「接点の強さ」と、後半に見せた「修正力」。これらは新チームに引き継がれる大きな財産です。特に下級生主体で奪ったトライは、来季への明るい材料と言えるでしょう。
新4年生・新3年生へのバトンタッチ
卒業生の穴は大きいですが、それを埋める才能も確実に育っています。新4年生となる坂本琥珀選手やナモア・ファタフェヒ選手、新3年生の山下源也選手らは、すでにリーグ戦で豊富な実戦経験を積んでいます。
2026年度は、彼らが「挑戦者」から「リーダー」へと変貌を遂げる年。これまでの経験値に、最高学年としての責任感が加われば、チーム力は維持どころかさらに向上する可能性を秘めています。
2026年度スローガンへの期待
東洋大学ラグビー部は毎年、その年のカラーを表すスローガンを掲げます。2025年度は主将のステファン選手を中心に結束力を高めました。
2026年度の新体制発表はこれからですが、おそらく「フィジカルの継承」と「更なるスピードアップ」を融合させたテーマになるでしょう。新主将が誰になるかを含め、春シーズンの初戦に向けた準備に注目が集まります。
2026年度 新生・東洋大学ラグビー部スタメン予想【FW編】

ここからは、2026年度の具体的なスタメン予想に入ります。まずはチームの心臓部であるフォワード陣。超大型LOと強力バックローが抜けた穴をどう再構築するかが鍵となります。
第1列(PR/HO):経験豊富な新3年生が軸
スクラムを支える最前列は、比較的経験者が残っています。特にプロップ(PR)陣は、2025年度からレギュラーを張る新3年生コンビが強力です。
1番には山下源也選手(新3年)、3番には岡田恭和選手(新3年)の起用が濃厚です。両名ともサイズと機動力を兼ね備え、昨年のリーグ戦でスクラムの強さを証明済み。2番フッカー(HO)には、昨年ルーキーながらリザーブ入りしていた岩崎ヴィージェー純選手(新2年)の抜擢を予想します。彼のフィールドプレーは、攻撃のアクセントになるはずです。
第2列(LO):高さと機動力の融合
211cmのウーストハイゼン選手が抜けたロック(LO)は、最も入れ替わりが大きいポジションです。ここは機動力重視の構成になると予想されます。
中心となるのは、昨年も出場機会を得ていた中野莉音選手(新4年)や、リザーブで控えていた植田宗優選手(留年または新戦力)の枠に誰が入るか。あるいは、大型の新入生(1年生)がいきなり抜擢される可能性もありますが、現有戦力では金井悠隼選手(新4年)がFLからシフト、もしくはバックローとの兼ね合いで調整される可能性があります。
第3列(FL/No.8):新エース・ナモアの覚醒
バックローは、新チーム最大の強みとなる可能性があります。その中心にいるのが、ナモア・ファタフェヒ選手(新4年)です。
昨年までも破壊的な突破力を見せていましたが、ステファン選手が卒業した今、彼がNo.8としてチームの精神的支柱になります。フランカー(FL)には、運動量豊富な金井悠隼選手(新4年)や、タックルに定評のある新3年生・梅木颯斗選手(BKからのコンバート含め)らが絡んでくるでしょう。攻守に渡って「前に出る」意識の高いユニットになりそうです。
2026年度 新生・東洋大学ラグビー部スタメン予想【BK編】
バックス(BK)陣は、タレント揃いの「スピードスター軍団」になる予感。決定力のあるランナーが最上級生になり、得点力の大幅アップが期待できます。
ハーフ団(SH/SO):ゲームメイクの鍵を握る新司令塔
9番スクラムハーフ(SH)と10番スタンドオフ(SO)の連携が、勝敗を左右します。SHには、テンポの良い球出しが持ち味の選手が求められますが、ここは新戦力の台頭も期待されるポジションです。
SOには、池渕紅志郎選手(新3年)を推します。昨年の選手権・帝京戦で15番(FB)として出場し、自らトライを奪ってゴールも決めたキック力とラン能力は本物。彼が10番に入れば、より攻撃的なゲームメイクが可能になります。あるいは、彼をFBに固定し、新2年の申驥世選手らが司令塔を務めるオプションも考えられます。
センター(CTB):フィジカルと展開力の要
中盤を制圧するセンター陣。ここには突破力のある選手が必要です。新4年生の意地に期待がかかります。
注目は廣瀬宇一朗選手(新3年)や、昨年からメンバー入りしている選手たちの成長です。東洋大のセンターは、留学生FWが作ったクラッシュのあとに、素早く外へ展開する判断力が求められます。ディフェンス面でも、相手の強力なランナーを止める「門番」としての役割が重要です。
バックスリー(WTB/FB):大学屈指の決定力・坂本琥珀
2026年度の東洋大BKの目玉は、間違いなくバックスリーです。その筆頭が坂本琥珀選手(新4年)。50m走のスピードと、独特のステップワークは大学ラグビー界でもトップクラス。
彼と両翼を組むのが、浅尾至音選手(新4年)や中山二千翔選手(新3年)。昨年もトライを量産した彼らが、ワイドな展開から仕留める形が東洋大の勝ちパターンになるでしょう。FBには、SO予想の池渕選手が入るか、あるいは坂本選手がFBに入り、WTBに若手を起用する布陣も強力です。
2026年のキーマン!注目選手ピックアップ
スタメン予想に名を連ねた選手の中でも、特に今シーズンの鍵を握る3名をピックアップして紹介します。
1. ナモア・ファタフェヒ(新4年 / No.8・FL)
「ポスト・ステファン」の呼び声高い、新たな大黒柱。爆発的な突進力は相手ディフェンスを粉砕します。最上級生となり、プレーだけでなく精神面でもチームを引っ張る姿が見られるはずです。彼のゲインメーターが、そのままチームの勢いに直結します。
2. 坂本 琥珀(新4年 / FB・WTB)
仙台育英高校時代から知られたスピードスター。昨シーズンは怪我に泣かされた時期もありましたが、万全なら誰も止められません。2026年度はBKリーダー、あるいは主将候補としても名前が挙がる存在。ここ一番でのトライを取り切る勝負強さに注目です。
3. 山下 源也(新3年 / PR)
スクラムの安定は勝利の必須条件。下級生時代から1番を背負ってきた彼は、いまや関東リーグ屈指の左プロップに成長しつつあります。フィールドプレーでの運動量も多く、現代ラグビーに適応した「走れるプロップ」としてFW戦を支えます。
東洋大学ラグビー部|悲願の日本一へ向けた展望

2026年度、東洋大学ラグビー部が目指すのは「リーグ戦初優勝」と「大学選手権ベスト4以上」、そしてその先にある日本一です。
春シーズンの課題:新戦力の融合
4月から始まる春季大会では、まず新チームの「骨格作り」がテーマになります。特にFWのセットプレー(スクラム・ラインアウト)の再構築は急務。ここで新2年生や新1年生がどれだけAチームに絡んでこれるかが、秋以降の選手層の厚さを決定づけます。
また、池渕選手らBK陣の新しいアタックオプションを試す期間でもあります。勝ち負け以上に、自分たちの「形」を作れるかが重要です。
秋シーズンへの期待:リーグワン内定レベルの個力
近年、東洋大学からは毎年のようにリーグワン選手が輩出されています。これは個々の能力を伸ばす育成環境が整っている証拠。2026年度のメンバーからも、秋には複数の選手がリーグワンチームから注目されるでしょう。
リーグ戦では、王者・東海大学や復権を狙う流通経済大学、大東文化大学との激戦が予想されます。昨年の「1点差負け」の悔しさを知るメンバーが、その差を埋めるためにどれだけ泥臭く戦えるか。それが鉄紺ジャージの真価を問う戦いとなります。
ファンへのメッセージ:現地観戦のすすめ
東洋大学のラグビーは、見ていて気持ちの良い「痛快さ」があります。巨大なFWが前に出て、俊足BKが走り勝つ。2026年度もそのスタイルは健在です。
ぜひグラウンドへ足を運び、新生・東洋大学ラグビー部の熱気を肌で感じてください。新しい歴史の1ページが、そこから始まります。
まとめ:2026年の東洋大は「継承と進化」の年
主力選手が多く卒業し、2026年度は一見すると戦力ダウンが懸念されるかもしれません。しかし、残されたメンバーの質と経験値を見れば、決して悲観する状況ではないことがわかります。
最後に、今シーズンの東洋大学ラグビー部のポイントをまとめます。
- FW再編: ナモア・ファタフェヒ選手を中心とした、機動力あるFWパックの形成。
- BKの決定力: 坂本琥珀選手、池渕紅志郎選手ら、リーグ屈指のスコアラーが健在。
- 下級生の台頭: 山下源也選手ら新3年生世代が、チームの中核として定着。
「リーグ戦2位」という高い基準を引き継ぎ、さらなる高みへ挑戦する2026年の東洋大学。今年も大学ラグビー界の台風の目になることは間違いありません。開幕戦から目が離せないシーズンになりそうです。



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