2025年度の関西大学ラグビーAリーグで7位という苦汁をなめ、入替戦のプレッシャーをも経験した立命館大学ラグビー部。伝統の「低く刺さるタックル」を取り戻し、2026年度シーズンでの逆襲を誓います。
島正輝主将やSH細矢聖樹選手、SO筒口允之選手といった、長年チームを支えた「背骨」とも言える主軸選手たちが卒業しました。この大きな変革期において、新たに紫紺のジャージを託されるのは誰なのでしょうか。
この記事では、新チームのスタメン予想と戦力分析、そしてカギを握る若き才能たちを徹底解説します。まずは、2026年度シーズンの注目ポイントを整理しましょう。
- 主軸の刷新:主将・ハーフ団の卒業に伴う新司令塔の確立
- FWの再構築:セットプレーの安定とブレイクダウンの激しさ
- 若手の台頭:昨年のルーキー(新2年生)の定着
- リーグ順位:関西Aリーグ上位復帰と大学選手権出場権の奪還
立命館大学ラグビー部スタメン2026|変革期の新布陣を予想
2026年度の立命館大学ラグビー部スタメンを予想する上で最も重要な要素は、「センターラインの刷新」です。フッカー、ナンバーエイト、スクラムハーフ、スタンドオフという重要ポジションが一度に入れ替わるため、チームの顔ぶれは大きく変わります。
フロントロー:経験豊富な久野惇也と若手の融合
スクラムの最前線を支えるプロップ(PR)には、新4年生となる久野惇也選手(洛北高出身)の存在が不可欠です。
下級生時代からAチームでの経験を積み、セットプレーの安定感とフィールドプレーでの運動量を兼ね備えています。
相方のプロップやフッカー(HO)には、新2年生となる荒玉龍之介選手(常翔学園出身)ら、昨年の強力なルーキー世代の台頭が期待されます。
島前主将が抜けたフッカーの穴を埋めるべく、機動力のあるフロントローが求められます。
セカンドロー:大型ロック陣の空中戦制圧
ロック(LO)には、サイズと運動量を兼ね備えた選手の定着が急務です。
特に注目は、新2年生となる加賀谷太惟選手(東海大相模出身)です。
188cmの長身を活かしたラインアウトの獲得能力は、セットプレーの安定に直結します。
また、昨シーズンから経験を積んでいる中堅選手たちが、フィジカルバトルで関西の上位校に対抗できるかが鍵となります。
FW戦で後手を踏まないことが、BKの展開力を活かす前提条件となるでしょう。
バックロー:伝統のタックルを体現する仕事人
立命館の象徴であるフランカー(FL)とナンバーエイト(No.8)は、激しいタックルとジャッカルで相手の攻撃を断ち切る役割を担います。
島選手が抜けたNo.8のポジションには、突破力のある新戦力の抜擢が予想されます。
運動量が豊富なフランカー陣が、攻守にわたり顔を出し続ける「泥臭いラグビー」を体現できるか。
ブレイクダウン(ボール争奪戦)での支配力が、2026年度のチーム浮沈を左右すると言っても過言ではありません。
ハーフ団:新2年生コンビによるゲームメイクの可能性
最大の注目ポイントは、ハーフ団(SH/SO)の顔ぶれです。
絶対的な司令塔たちが卒業した今、新2年生の有村昇祐選手(SO/市立科学技術出身)や石橋飛佑選手(SH/立命館宇治出身)といった若い才能にチャンスが巡ってくる可能性があります。
特に有村選手は高校時代からゲームメイク能力に定評があり、1年目から存在感を示してきました。
彼らがスタメンに定着すれば、向こう3年間は安定したハーフ団を形成できることになり、チームにとって大きな希望となります。
バックスリー:決定力のあるランナー齋藤泰生の覚醒
得点源となるバックスリー(WTB/FB)では、新2年生の齋藤泰生選手(東海大大阪仰星出身)に大きな期待がかかります。
高校時代から全国レベルで活躍したランニングスキルと、最後尾からのカウンターアタックは立命館の新たな武器となるでしょう。
また、昨シーズンWTBとして出場機会を得ていた選手たちが、いかに決定力を高められるか。
接戦を勝ち切るためには、少ないチャンスを確実にトライに結びつけるフィニッシャーの存在が不可欠です。
2025年シーズンの苦闘と2026年への課題

2025年度シーズン、立命館大学は関西大学ラグビーAリーグで7位という不本意な成績に終わりました。春のトーナメントでは優勝を果たし、期待が高まった中でのリーグ戦低迷は、チームに大きなショックを与えました。
得点力不足と接戦での脆さ
昨シーズンの敗因の一つは、勝負所での取り切る力の不足でした。
敵陣深く攻め込みながらもペナルティやミスで自滅し、逆に相手にワンチャンスをモノにされる展開が目立ちました。
2026年度は「エリアマネジメントの徹底」と「ゴール前の決定力」が最重要課題となります。
ディフェンスの再構築
立命館の生命線であるディフェンスも、上位校の強力なアタックに対し、我慢しきれずに崩れる場面が見られました。
「前に出るディフェンス」を80分間継続するフィットネスと、個々のタックル精度の向上が求められます。
春シーズンから徹底的に走り込み、秋のリーグ戦までに強固な防御壁を築けるかが復活への第一歩です。
入替戦回避から上位進出へ
7位からのスタートとなる2026年度は、まずAリーグ残留を確実なものとし、その上で大学選手権出場枠(通常3〜4枠)を目指す戦いとなります。
初戦から強豪との対戦が続く関西リーグにおいて、序盤で星を落とさないための「スタートダッシュ」が非常に重要です。
2026年度の新戦力と期待のルーキーたち
チームの底上げには、新入生(1年生)の早期合流が欠かせません。
近年、立命館大学には全国の強豪校から有望な選手が入部しており、即戦力として期待されるルーキーも少なくありません。
高校日本代表クラスの獲得状況
2026年度の新入部員に関する詳細なリストは今後発表されますが、例年、東福岡、東海大大阪仰星、大阪桐蔭、石見智翠館といった名門校から選手が集まります。
特にFWのサイズアップや、スピードのあるBKの獲得は、チーム戦略の幅を広げるために重要です。
下級生の突き上げがチームを強くする
昨年の1年生(現2年生)である「黄金世代」に加え、新1年生がポジション争いに加わることで、チーム内の競争は激化します。
「学年に関係なく、良い選手を使う」という指導陣の方針があれば、春のオープン戦からフレッシュな顔ぶれがAチームに並ぶことも予想されます。
リクルート戦略の変化
近年、関西リーグのレベルは年々上がっており、フィジカル面での強化が必須となっています。
立命館大学も、コンタクトエリアで当たり負けしない身体作りを高校時代から行っている選手を重点的にスカウトする傾向にあります。
新入生たちが大学レベルのフィジカルにどれだけ早く適応できるかが、秋のメンバー入りの分かれ目となるでしょう。
立命館復活の鍵を握る「キーマン」を紹介

2026年度、チームの核となることが予想される選手たちをピックアップします。
彼らのパフォーマンスが、立命館大学ラグビー部の順位を大きく左右することになるでしょう。
FWリーダー候補:久野惇也(新4年 PR)
最上級生となる久野選手は、スクラムの安定だけでなく、フィールドプレーでもチームを鼓舞できる存在です。
苦しい時間帯に体を張り、声を出してFWをまとめ上げるリーダーシップが期待されます。
彼の背中を見て、下級生たちがどれだけ奮起できるかがFWユニット強化の鍵です。
次世代のエース:有村昇祐(新2年 SO)
若干2年生ながら、チームの司令塔として期待される有村選手。
冷静な状況判断と正確なキック、そして自ら仕掛けるランプレーで攻撃のリズムを作ります。
プレッシャーのかかる場面でも動じないメンタルの強さは、1部リーグでの戦いにおいて大きな武器となります。
ブレイク候補:加賀谷太惟(新2年 LO)
188cmの長身ロックとして、ラインアウトの核となる選手です。
空中戦での強さはもちろん、モールディフェンスやラック周辺での激しいプレーにも期待がかかります。フィジカルをさらに強化し、関西リーグの屈強な留学生選手たちに対抗できる選手へと成長してほしい逸材です。
まとめ:2026年は「立命館プライド」を取り戻す年
2026年度の立命館大学ラグビー部は、主力が大幅に入れ替わる変革の年となります。
関西Aリーグ7位という悔しさをバネに、新チームは「チャレンジャー」として一戦必勝の姿勢で挑むことになります。
最後に、今シーズンの立命館大学ラグビー部を応援するためのポイントをまとめました。
- 新司令塔の確立:誰が10番を背負い、ゲームをコントロールするのか注目。
- セットプレーの安定:FW陣がスクラムとラインアウトで優位に立てるか。
- ディフェンスの粘り:ロースコアの展開に持ち込み、勝ち切るラグビーができるか。
- 若手の爆発力:新2年生以下の若い力がチームに勢いをもたらすか。
スタメン争いは春シーズンから激しさを増します。
ぜひグラウンドに足を運び、新生・立命館大学ラグビー部の熱い戦いを見届けましょう。
古豪復活の狼煙は、ここから上がります。



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