2026年1月、国立競技場に歓喜の歌声が響き渡りました。第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝、明治大学は宿敵・早稲田大学を22-10で下し、7大会ぶり14度目の大学日本一に輝きました。「前へ」の精神を体現し、悲願の優勝を果たした紫紺のジャージ。
その熱狂が冷めやらぬ中、チームはすでに「V15(連覇)」を目指す2026年シーズンへと動き出しています。王者として臨む新シーズン、どのようなメンバーがチームを牽引し、どこの高校から新たな才能が集結しているのでしょうか。
本記事では、明治大学ラグビー部の2026年度メンバーの出身高校や経歴、注目の新戦力について徹底的に深掘りします。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 昨季成績 | 大学選手権 優勝(V14) |
| 注目選手 | 山口匠、萩井耀司、安部煌生 |
| 有力出身校 | 東福岡、大阪桐蔭、桐蔭学園 |
| 2026注目新人 | 手崎颯志(大阪桐蔭)ほか |
明治大学ラグビー部|メンバーの出身高校から紐解く2026年の紫紺軍団
明治大学ラグビー部の強さを支えるのは、全国の強豪高校から集まる多才なメンバーたちです。2026年度、連覇を目指すチームの核となる選手たちの出身高校とその特徴を見ていきましょう。

王座防衛の重圧と新4年生のリーダーシップ
2025年度の優勝キャプテン、平翔太選手(東福岡出身)らが卒業し、チームは新たなリーダーを求めています。新4年生となる世代は、下級生の頃から試合経験を積んできた実力者が揃っており、そのリーダーシップにかかる期待は計り知れません。
特に注目されるのは、最前線で体を張り続けるFW陣の精神的な支柱となる選手たちです。彼らの出身高校を見ると、東福岡や大阪桐蔭、桐蔭学園といった、高校ラグビー界の頂点を知る名門校の名前が並びます。
勝利の文化を肌で知る彼らが、最高学年としてどのようにチームをまとめ上げるかが、連覇への最大の鍵となるでしょう。
重戦車・明治を継承するFW陣の出身校
明治大学の代名詞である強力なスクラムとモール。この「重戦車」を形成するのは、フィジカルエリートが集うFW(フォワード)の選手たちです。新4年生となるPR(プロップ)山口匠選手などは、その象徴的な存在と言えるでしょう。
FWのメンバーの出身高校を分析すると、大阪桐蔭や中部大春日丘、國學院久我山といった、FW戦に定評のある高校出身者が多くを占めます。高校時代から徹底的に鍛え上げられたセットプレーの技術と強靭な足腰は、大学レベルでも即戦力として機能します。
2026年シーズンも、これらの高校出身者が中心となり、相手を粉砕する明治らしいFWラグビーを展開してくれるはずです。
ゲームを支配するBK陣と「花園」のスターたち
近年の明治大学はFWだけでなく、BK(バックス)の展開力も大きな武器となっています。新3年生となるSO(スタンドオフ)萩井耀司選手やFB(フルバック)安部煌生選手など、1年時から紫紺のジャージを着る才能豊かな選手たちが、攻撃のタクトを振るいます。
彼らの多くは、東福岡や桐蔭学園出身であり、高校時代に「花園」で華麗なパスワークやランプレーを披露してきました。高度な戦術眼とスキルを高校時代に身につけた彼らは、大学ラグビーの複雑なシステムにもスムーズに適応します。
2026年は、さらに成熟した彼らの連携プレーが、国立競技場の観客を魅了することになるでしょう。
卒業する英雄たちと入れ替わる新戦力
リーグワンへと進む平翔太選手や伊藤潤乃助選手、富田陸選手といった英雄たちがチームを去ることは、戦力ダウンの懸念材料でもあります。しかし、明治大学には常に優秀な人材が循環するシステムがあります。
卒業生の穴を埋めるべく、下級生たちが虎視眈々とレギュラーの座を狙っています。特に新2年生、新3年生の中には、高校日本代表候補に名を連ねた逸材が数多く控えており、春季大会からのブレイクが予想されます。
彼らが先輩たちから受け継いだ「明治の誇り」を胸に、どのようなパフォーマンスを見せるのかに注目が集まります。
明治大学ラグビー部が求める「人間力」と出身高校
明治大学ラグビー部が選手選考において重視するのは、単なるプレーの巧拙だけではありません。「規律」や「献身性」といった人間力も重要なファクターです。出身高校の傾向を見ると、ラグビーの技術指導だけでなく、人間教育にも力を入れている学校が多いことに気づきます。
寮生活や厳しい練習を通じて培われた精神力は、逆境に立たされた時に真価を発揮します。昨季の大学選手権決勝でも見せた、劣勢を跳ね返す粘り強さは、まさにこの人間力の賜物です。
2026年のメンバーもまた、技術と精神の両面で優れた「明治のラガーマン」として、ピッチに立つことでしょう。
大学ラグビー界を席巻する「3大出身高校」の系譜

明治大学ラグビー部のメンバー構成を語る上で外せないのが、特定の強豪高校との太いパイプです。ここでは、特に多くの主力選手を輩出している3つの高校にスポットを当てます。
東福岡高校(福岡):圧倒的な個の強さと判断力
「ヒガシ」の愛称で知られる東福岡高校は、明治大学にとって最大の供給源の一つです。平翔太前キャプテンをはじめ、毎年のように高校日本代表クラスの選手が入部しています。
東福岡出身選手の特徴は、圧倒的なフィジカルと、局面を打開する個の力、そして高速ラグビーに対応する判断力です。彼らは入学直後からAチーム(一軍)に絡むことが多く、即戦力としてチームの骨格を形成します。
2026年シーズンも、東福岡出身の選手たちが攻守の要として、フィールドを縦横無尽に駆け回る姿が見られるはずです。
桐蔭学園高校(神奈川):知性とスキルの融合
関東の雄・桐蔭学園もまた、明治大学に多くの優秀な選手を送り込んでいます。継続ラグビーを志向する桐蔭学園の選手は、ハンドリングスキルが高く、戦術理解度に優れているのが特徴です。
特にBK陣において、桐蔭学園出身者はチームの司令塔やリンクプレイヤーとして重宝されます。複雑なアタックオプションを遂行できる彼らの存在は、明治のラグビーに「賢さ」と「流動性」をもたらしています。
連覇を目指す2026年のチームにおいて、彼らの知性溢れるプレーは、接戦を勝ち抜くための大きな武器となるでしょう。
大阪桐蔭高校(大阪):強靭なフィジカルとメンタル
近年の大学ラグビー界で存在感を増しているのが、大阪桐蔭高校出身の選手たちです。昨季の主力であったPR富田陸選手やFL利川桐生選手などがその代表格であり、強靭なフィジカルを武器に明治のFWを支えてきました。
大阪桐蔭出身者は、コンタクトプレーを厭わない激しさと、勝負所でのメンタルの強さを兼ね備えています。「重戦車」の伝統を守りつつ、現代ラグビーに必要な機動力も併せ持つ彼らは、明治にとって欠かせないピースです。
2026年度も、大阪の地で鍛え上げられた猛者たちが、紫紺のFWパックを最前線で牽引してくれることでしょう。
ポジション別に見る出身高校の傾向と特徴
ラグビーはポジションによって求められる能力が大きく異なります。明治大学のメンバーを見ると、ポジションごとに出身高校の傾向や特徴的な「色」が見えてきます。
プロップ・フッカー:伝統のスクラムを支える職人たち
明治大学の生命線であるスクラム最前列(フロントロー)。ここには、伝統的に体格に恵まれた選手や、スクラム指導に定評のある高校出身者が配置されます。
大阪桐蔭や國學院栃木、中部大春日丘といった高校は、強力なFWを育成することで知られており、明治のスクラムの強さを底支えしています。彼らは1年時から大学トップレベルの重さに適応し、上級生になる頃には不動の柱へと成長します。
2026年も、彼らが組む強固なスクラムが、相手チームに計り知れないプレッシャーを与えることになるでしょう。
ハーフ団・センター:ゲームメイクの鍵を握る司令塔
SH(スクラムハーフ)やSO(スタンドオフ)、CTB(センター)といったゲームコントローラーには、判断の早さと正確なスキルが求められます。このポジションには、桐蔭学園や東福岡、國學院久我山といった、展開ラグビーを得意とする高校の出身者が目立ちます。
高校時代に全国大会の上位で激しいプレッシャーの中でプレーした経験は、大学でのビッグゲームでも活かされます。冷静な状況判断と意表を突くプレーで、明治のアタックを加速させる存在です。
新チームでは、彼らがどのようにFWと連携し、得点機を演出していくかが、連覇への重要なポイントとなります。
バック・スリー:決定力とスピードのスペシャリスト
WTB(ウィング)やFB(フルバック)には、一瞬の加速で相手を置き去りにするスピードスターたちが揃います。御所実業や石見智翠館、報徳学園など、個性的なランナーを輩出する高校からの入部も多く見られます。
彼らは限られたスペースでもトライを取り切る決定力を持ち、キック処理やディフェンスでの最後の砦としての役割も担います。明治の伝統である「縦への突破」だけでなく、ワイドな展開でのフィニッシャーとしての活躍も期待されます。
2026年シーズン、観客を総立ちにさせるようなビッグゲインを見せてくれるのは、どの高校出身のスピードスターでしょうか。
2026年度「ゴールデン・ルーキー」と新入部員情報

王者がさらに強くなるためには、新しい血の導入が不可欠です。2026年4月に入部予定のフレッシュマンたちは、すでに高校ラグビー界で名を馳せたスター候補ばかりです。
注目の新入生:手崎颯志(大阪桐蔭)の実力
2026年度のリクルートで特に注目を集めているのが、大阪桐蔭高校のCTB手崎颯志選手です。高校時代からその突破力とディフェンス力は全国トップクラスと評価されており、明治大学への進学が確実視されています。
手崎選手は、フィジカルの強さを活かした縦突進だけでなく、周囲を活かすパススキルも兼ね備えた万能型センターです。大学ラグビーのフィジカルレベルにも即座に対応できるポテンシャルを秘めており、1年目からのAチーム入りも十分に考えられます。
彼のような即戦力ルーキーの加入は、チーム内の競争を活性化させ、全体のレベルアップに大きく貢献するはずです。

花園を沸かせたスターたちの合流
手崎選手以外にも、第105回全国高校ラグビー大会(花園)で活躍した有力選手たちが、続々と明治の門を叩きます。例年、高校日本代表候補に選ばれるようなトップ層が数多く入部するのが明治の特徴です。
具体的な氏名は正式発表を待つ必要がありますが、桐蔭学園や東福岡、東海大大阪仰星といった強豪校の主力クラスが加入することは間違いありません。彼らは高校時代にライバルとして戦った仲間たちと、今度は同じジャージを着て日本一を目指すことになります。
彼ら「ゴールデン・ルーキー」たちが、春の新人戦や招待試合でどのようなデビューを飾るのか、ファンにとっては楽しみが尽きません。
1年生からレギュラーを狙う競争原理
明治大学ラグビー部には、学年に関係なく実力のある選手を起用する文化があります。過去にも、1年生で開幕スタメンを勝ち取った選手は数多く存在します。
2026年の新入部員たちも、入学直後から上級生との激しいポジション争いに挑むことになります。この競争こそが明治の強さの源泉であり、選手を急成長させる土壌となっています。
ルーキーたちのハングリー精神が、チーム全体にどのような化学反応を起こすのか。新旧の力が融合した新生・明治に期待が高まります。
「V15」への道!宿敵との関係と今後の展望

大学選手権連覇(V15)への道のりは、決して平坦ではありません。早稲田大学、帝京大学といった強力なライバルたちが、王者の座を奪還しようと牙を研いでいます。
永遠のライバル・早稲田大学との因縁
「早明戦」は大学ラグビー界最大のコンテンツであり、両校のプライドが激突する特別な試合です。昨季の決勝で敗れた早稲田は、雪辱に燃えて2026年シーズンに臨んでくるでしょう。
早稲田にも桐蔭学園や東福岡出身の選手が多く在籍しており、高校時代のチームメイトが大学で敵味方に分かれて戦う構図は、ファンにとってたまらないドラマを生み出します。互いの手の内を知り尽くした者同士の駆け引きは必見です。
伝統の一戦を制し、再び国立で早稲田を退けることができるか。明治にとって最大の試練であり、最大のモチベーションとなります。
帝京大学という高い壁への挑戦
近年の大学ラグビーをリードしてきた帝京大学も、依然として強力なライバルです。フィジカルと組織力を高次元で融合させた帝京に対し、明治がいかに「前へ」出るラグビーで対抗するかが問われます。
帝京戦では、特にFW戦での優劣が勝敗に直結します。大阪桐蔭や東福岡出身のFW陣が、帝京の強力FWパックを相手にスクラムやモールで優位に立てるかどうかが、勝利への鍵を握ります。
春季大会から対抗戦、そして大学選手権へと続く長いシーズンの中で、帝京との対戦はチームの現在地を測る重要な物差しとなるでしょう。

王者としての矜持と進化
追われる立場となった明治大学ですが、守りに入るつもりは毛頭ないはずです。「前へ」という部訓が示す通り、常に挑戦者としてのマインドを持ち続け、進化を止めることはありません。
2026年シーズンは、昨季の優勝メンバーが残した遺産を継承しつつ、新戦力の台頭によって新たなオプションを加えた、より強力なチームへと変貌を遂げようとしています。
紫紺のジャージが再び大学ラグビーの頂点に立つ瞬間まで、彼らの挑戦から目が離せません。
まとめ
2026年度の明治大学ラグビー部は、大学選手権優勝(V14)の実績を引っ提げ、堂々たる王者として新シーズンに挑みます。平翔太前主将ら黄金世代が卒業しましたが、山口匠選手や萩井耀司選手ら経験豊富な新上級生に加え、手崎颯志選手(大阪桐蔭)のような超高校級ルーキーが融合し、戦力は依然として充実しています。
東福岡、桐蔭学園、大阪桐蔭といった強豪高校出身者がチームの核となり、「重戦車FW」と「展開BK」が一体となったラグビーを継承・進化させていくでしょう。永遠のライバル・早稲田や帝京との激闘を制し、V15を達成できるかどうかが最大の焦点です。
春のオープン戦から秋の対抗戦、そして正月の大学選手権まで。紫紺の戦士たちが描く新たな軌跡を、ぜひスタジアムや配信で見届けてください。新しい時代の「メイジ」を目撃しましょう!


