リーグワンを追い掛けていると、埼玉パナソニックワイルドナイツでキャプテンを務めるのは誰なのか、どんな選手なのか気になってくる瞬間があるのではないでしょうか。毎年のようにメンバーや体制が変わる中で、主将の役割や影響力を俯瞰して整理しておきたいというファンや観戦初心者も多いはずです。
- 現在の主将はHOの坂手淳史で、2019年度から長期政権が続いています。
- 埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンとして国内タイトルとプレーオフ常連の基盤を作ってきました。
- 2025-26シーズンも新ヘッドコーチ体制の下で主将を続投し、攻守両面で存在感を放っています。
この記事では埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテン像を中心に、坂手淳史の経歴やリーダーシップ、歴代主将との違い、そして2025-26シーズンの見どころまでをまとめます。読み終えた頃には、埼玉パナソニックワイルドナイツの試合を観る時に主将の言動やプレーを意識して楽しめるようになっているはずです。
埼玉パナソニックワイルドナイツでキャプテンを務める坂手淳史とは
埼玉パナソニックワイルドナイツでキャプテンを務める坂手淳史は、チームだけでなく日本代表でもリーダーを任されてきた現役トップクラスのフッカーです。ここ数年は常に優勝候補に挙げられるチームの中心人物でもあり、その存在感の大きさに比べて意外と基本的なプロフィールを把握できていないと感じている人も多いかもしれません。
| 項目 | 内容 | 関連データ | 埼玉パナソニックワイルドナイツとの関係 |
|---|---|---|---|
| 氏名 | 坂手淳史 | 1993年生まれ | 埼玉パナソニックワイルドナイツの現キャプテン |
| ポジション | HO(フッカー) | 身長180cm前後 | スクラムとラインアウトの要としてチームを支える |
| 出身 | 京都府 | 京都成章高校→帝京大学 | 学生時代から主将経験があり、勝ち方を知るリーダー |
| 加入年 | 2016年 | トップリーグ時代にデビュー | プロ入りから埼玉パナソニックワイルドナイツ一筋 |
| 主将就任 | 2019年度 | トップリーグ優勝、リーグワン初年度優勝に貢献 | 長期政権のキャプテンとしてクラブの文化を体現 |
こうした基本情報を押さえると、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンがなぜフロントローの坂手淳史に託されているのかが見えてきます。体を張るポジションで培ったハードワークと学生時代からの主将経験が組み合わさり、グラウンドの真ん中から声とプレーでチームを動かすスタイルが現在の埼玉パナソニックワイルドナイツの色を決めていると言えるからです。
ポジションはHO フロントローからゲーム全体を見渡す主将像
埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンを務める坂手淳史は、スクラムの真ん中で組み、ラインアウトではスローを投げるHOというポジションからゲーム全体を俯瞰しています。密集戦の中心にいながら、スクラムやラインアウトの選択、キックオフの狙いなどを瞬時に判断する立場にあるため、自然とチーム全体の流れを掌握する役割を担うようになったことが、主将起用にもつながっていると考えられます。
京都から帝京大を経てワイルドナイツ一筋というキャリア
京都成章高校から大学王者常連の帝京大学に進み、学生ラグビーでも主力として多くのタイトルを経験したことは、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンとしての土台になっています。勝ち続けるチームで「どうすれば翌年も強くいられるか」を考える環境に身を置いてきたことで、プロ入り後も継続的に優勝争いをするクラブ文化にスムーズに溶け込み、いまや若手にそれを伝える側へと立場を変えているのです。
2019年度から続く長期キャプテンシーの背景
トップリーグ最後のシーズンである2021シーズンとリーグワン初年度の2022シーズンで連覇を達成できたのは、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンとして坂手淳史が方針をぶらさずにチームを引っ張った成果でもあります。監督やヘッドコーチが準備したゲームプランを、練習から試合まで選手同士で徹底する「遂行力」を重視する姿勢が浸透したことで、プレッシャーの大きい決勝の場面でも大崩れしにくいメンタルがチームに根付いたと言えるでしょう。
日本代表キャプテン経験がクラブにもたらす影響
坂手淳史は、日本代表でもキャプテンとしてテストマッチを戦ってきた経験を持ち、国際舞台で求められる基準を体感している数少ない選手です。そうした経験を持つ選手が埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンを務めることで、日々の練習から代表レベルの強度や規律を求める意識が高まり、若手選手にとっても世界基準を肌で感じられる環境が整っている点は見逃せません。
2025-26シーズンも続投する主将としての現在地
2025-26シーズンは長年チームを率いてきたロビー・ディーンズから金沢篤ヘッドコーチへと指揮官が交代しましたが、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンは引き続き坂手淳史が任されています。新しい戦術やスタッフ構成に変化があっても、ピッチ上での判断基準を変え過ぎないことがチームの安定につながるという考え方が共有されており、その軸を担う存在として坂手淳史への信頼は今季も揺らいでいないのです。
キャプテン坂手淳史のリーダーシップがチームにもたらしたもの

埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテン像を考える時、単に試合後の会見でコメントをする人物ではなく、日々のトレーニングからチームカルチャーを作る人として捉える必要があります。特に坂手淳史は「声を荒げるより、自分のプレーで示す」タイプとして知られ、静かながらも妥協のないスタンダードを共有することで、チーム全体の雰囲気を少しずつ変えてきたと言われています。
一貫したハードワークをチーム全体の基準に引き上げた
埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンに就任して以降、坂手淳史は練習でも試合でも走る量や接点での仕事量を誰よりも高い水準で保つことを自らの役割にしてきました。練習の序盤から最後のコンタクトドリルまで常に先頭で動く主将の姿を見た若手が「ここまでやらないとトップレベルでは戦えないのか」と実感し、その結果としてチーム全体のワークレートが底上げされていった経緯があります。
ミスを恐れない雰囲気作りで攻撃の幅を広げた
堅守を武器にしてきた埼玉パナソニックワイルドナイツは、守り勝つラグビーの印象が強い一方で、坂手淳史がキャプテンになってからは攻撃面でのチャレンジも増えました。ミスを恐れて安全なプレーだけを選ぶのではなく、「ここはリスクを取る場面」と共有した上でチャレンジを容認する空気を作ったことで、ラインアウトモールだけでなくランやキックを絡めた多彩な攻撃オプションが育ってきたのです。
選手一人ひとりのオーナーシップを引き出す対話力
試合後のコメントを読むと、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンとして坂手淳史は「自分たち」の言葉を多用し、特定の選手だけを褒めたり責めたりしないスタンスを貫いています。過度に感情的にならずにプレーの内容や準備の質に話を戻すことで、ポジションや年齢を問わず誰もが自分の役割を主体的に考える「オーナーシップ」の文化を後押ししている点は、大型クラブをまとめるうえで大きな強みです。
歴代主将と比べた埼玉ワイルドナイツの現在地
埼玉パナソニックワイルドナイツは前身時代から、日本代表クラスのスター選手が主将を務めてきたクラブとしても知られています。堀江翔太や田中史朗らが主将だった頃のチームを覚えている人にとって、現在の坂手淳史体制がどのような色合いを持ち、歴代主将の流れの中でどこに位置づけられるかは気になるポイントではないでしょうか。
歴代の埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンを振り返ると、それぞれの時代に応じたリーダー像が浮かび上がります。スクラムの要として前面に立ったフロントローや、ゲームメイカーとして戦術を操ったハーフ団など、多様なタイプの主将を経験してきたクラブだからこそ、現在の坂手淳史のスタイルも立体的に見えてくるのです。
フィジカル前面型から遂行力重視型への移行
前身時代の埼玉パナソニックワイルドナイツは、圧倒的なフィジカルで相手をねじ伏せるスタイルが象徴され、キャプテンもそのイメージを体現する存在でした。坂手淳史が主将となった現在は、依然として接点の強さは武器でありつつも、80分を通じたゲームプランの遂行度合いや細かい規律を重視する傾向が強まり、試合後のレビューでも「やるべきことをやり切れたかどうか」という言葉が目立つようになっています。
指示型リーダーから対話型リーダーへのバトン
かつては経験豊富な選手がピッチ上で細かく指示を出し、他の選手がそれに従うという構図が強かった時期も、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテン史の一部として存在しました。坂手淳史はその流れを受けつつも、ラインアウトやディフェンスのリーダーを複数置き、事前に役割を明確にしたうえで試合中は各リーダーが主体的に判断する仕組みを整えたことで、対話を軸にした分散型リーダーシップへと舵を切っています。
タイトル獲得から「再び頂点へ」のチャレンジ期へ
トップリーグ最終年度とリーグワン初年度に連覇を果たした頃の埼玉パナソニックワイルドナイツは、坂手淳史がキャプテンとしてタイトル獲得を牽引した黄金期と呼べる段階にありました。その後はプレーオフで悔しい敗戦が続くシーズンも経験し、現在は「強豪だが王座からは一歩遠ざかっている」という認識のもとで、再び頂点に戻るための再構築を進めるフェーズに入っていることが、歴代主将の流れの中での大きな違いです。
キャプテンとヘッドコーチ体制の変化と役割分担

2025-26シーズンの埼玉パナソニックワイルドナイツは、ロビー・ディーンズから金沢篤へと指揮官が交代し、クラブとして新たな章に入っています。長期政権の終了と聞くとチームが大きく変わってしまうのではと不安になる人もいるかもしれませんが、キャプテンが坂手淳史のままであることは、継続と変化のバランスが慎重に設計されていることの表れと言えるでしょう。
ヘッドコーチが変わると、ゲームプランや練習メニューだけでなく、チーム内での発言力の重心も微妙に動きます。そんな中で埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンを続投する坂手淳史がどのように役割を調整し、新体制の中で選手とスタッフの橋渡し役になっているのかを理解すると、試合中の采配やコメントがより立体的に感じられるはずです。
戦術面はヘッドコーチ 主将は現場の温度管理を担う
金沢篤ヘッドコーチが就任して以降、試合ごとの戦術プランや選手起用の大枠は首脳陣が設計し、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンである坂手淳史はその意図を選手目線に翻訳する役割を強めています。練習中に「なぜこのメニューをやるのか」を丁寧に説明したり、試合中にテンポを上げるタイミングや落ち着かせるタイミングを体で示すことで、現場の温度管理を担う存在になっているのです。
ディフェンスリーダーとしての視点の変化
これまで攻撃面のリーダーシップも担ってきた坂手淳史は、新体制ではディフェンス面での責任もより前面に出すようになり、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンとして守備の基準づくりを意識しています。試合後の振り返りでは失点の場面だけでなく、相手の攻撃を連続で止めた時間帯にも目を向けることで、ディフェンスがチームの武器であり続けるための視点を共有しようとしているのが特徴です。
若手リーダー育成とキャプテンシーの分散
金沢体制になってからの埼玉パナソニックワイルドナイツでは、ポジションごとにリーダーを置き、主将一人に負荷が集中しないようにする方針がより明確になっています。坂手淳史はキャプテンでありながら、自分の後を継ぐリーダー候補を意識的に前に出すことで、プレー時間やケガの状況にかかわらずチームとして同じトーンを保てるようなキャプテンシーの分散を進めているのです。
今季2025-26シーズンの埼玉ワイルドナイツを読むポイント
埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンが誰なのかを押さえたうえで、今季の試合をどう楽しむかを考えると、観戦中に自然と目線も変わってきます。スコアだけを追うのではなく、どの場面で坂手淳史がレフリーと話し、いつ円陣を組み、どのプレーのあとにチームメイトを励ましているかに注目すると、結果の裏側にあるストーリーが見えてくるからです。
特に2025-26シーズンは新体制初年度として、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンにとっても「どこまで変えるか、どこを守るか」を見極める難しい年になっています。ここでは観戦時に意識しておきたいポイントを整理し、坂手淳史の主将としての動きがどのようにチームの戦い方につながっているかを読み解いていきます。
セットプレーの安定度と主将の表情の変化を見る
スクラムやラインアウトの場面では、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンである坂手淳史がレフリーと何を話しているか、味方フォワードとどんなアイコンタクトを取っているかに注目すると面白さが増します。相手に押された後のスクラムであっても表情を崩さず、次のセットでどう修正するかを短時間で共有している姿からは、プレッシャーの中で戦う主将のメンタリティが見て取れるでしょう。
ディフェンスが踏ん張った時間帯の声掛けに注目する
相手の連続攻撃を何度も止めた後や、自陣ゴール前のピンチをしのいだ直後は、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンがどのようにチームをまとめているかがよく分かるシーンです。坂手淳史が円陣を組んで落ち着かせるのか、そのままラインを素早く整えて次のプレーに移るのかといった選択には、試合展開を読みながらリズムをコントロールする主将ならではの判断が反映されています。
終盤のキック選択に宿るリスクマネジメント
僅差の試合終盤では、ペナルティーを得た際のタッチキックかPGかという選択に、埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンとゲームリーダー陣の考えが凝縮されています。坂手淳史がスコアや残り時間、風向きやモールの手応えなど複数の要素を踏まえて、その場でどちらを選ぶのかを見ていると、単なる結果論ではないリスクマネジメントの妙を感じ取れるはずです。
まとめ
埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンを務める坂手淳史は、フロントローとして体を張りながら長期にわたり主将を担い、連覇から悔しい敗戦まであらゆる経験をチームと共有してきました。新ヘッドコーチ体制となった2025-26シーズンも、その経験値と遂行力を軸にチームの再浮上を目指しており、試合中のささいな表情や声掛けにまで目を向けることで観戦の解像度は大きく上がっていきます。
これまでの実績や現在の立ち位置を整理しておくことで、今後もし埼玉パナソニックワイルドナイツのキャプテンが世代交代を迎えたとしても、その変化を冷静に評価しやすくなるはずです。次の試合を観る時はスコアだけでなく、坂手淳史がいつどのようにチームを動かしているのかに注目し、自分なりの視点で主将像を追い掛けてみてください。

