神宮外苑花火大会のチケットを購入する際、メイン会場である神宮球場のチケットが取れなかったり、あるいはもう少し落ち着いた環境で見たいと考えたりして、秩父宮ラグビー場を検討する方は非常に多いです。
しかし、初めて秩父宮ラグビー場で花火を見る場合、「本当に花火はきれいに見えるのか」「どのスタンド席を選べば失敗しないのか」といった不安が尽きないことでしょう。
この記事を読めば、秩父宮ラグビー場の各スタンドからの具体的な花火の見え方や、2026年時点でのスタジアムの状況、そして快適に観戦するための必須テクニックが明確に分かります。
- 2026年は建て替え工事の影響を受けずに観戦できる貴重なチャンス
- バックスタンドは花火が正面に見える「隠れた特等席」である
- メインスタンドや北スタンドには特有の「見えにくさ」があるため注意が必要
- 神宮球場よりもチケットが取りやすく、混雑も比較的緩やかな穴場スポット
- 硬い座席対策としてクッションを持参することで快適度が劇的に変わる
2026年最新情報|秩父宮ラグビー場で花火を見るべき理由と現状
2026年の神宮外苑花火大会において、秩父宮ラグビー場は依然として魅力的な観覧スポットの一つとして機能しており、多くのファンにとって重要な選択肢となります。
神宮外苑エリアの再開発が進む中で、現存する秩父宮ラグビー場での花火観戦は、歴史あるスタジアムの雰囲気を味わえる貴重な機会と言えるでしょう。
ここでは、2026年におけるスタジアムの状況や、なぜ秩父宮ラグビー場が花火観戦の穴場として推奨されるのか、その根本的な理由と最新の背景事情を詳しく解説します。
特に、建て替えスケジュールの影響や、神宮球場とは異なる「大人の観戦スタイル」に焦点を当てていきます。
建て替え前の貴重なラストチャンスとスタジアムの現状
神宮外苑地区の再開発計画に伴い、秩父宮ラグビー場は将来的に解体され、場所を移転して新築されることが決定していますが、2026年の夏時点では現行のスタジアムが使用されます。
新ラグビー場の着工は2026年から始まりますが、建設地は現在の秩父宮ラグビー場の場所ではなく、近隣の神宮第二球場跡地であるため、既存のスタジアムはまだそのままの形で残っているのです。
そのため、長年親しまれてきたあのレトロな雰囲気の中で、夜空に咲く花火を見上げることができるのは、残りわずかな期間に限られた特別な体験となるはずです。
歴史的なスタンドに座り、都心の真ん中で打ち上がる花火を堪能することは、単なるイベント参加以上の思い出深い価値を観客に提供してくれます。
再開発の足音が近づく今だからこそ、今の秩父宮ラグビー場での風景を目に焼き付けておくことは、ファンにとって大きな意味を持つでしょう。
数年後には見られなくなる景色であることを意識しながら、2026年の花火大会を存分に楽しんでください。
神宮球場より落ち着いて見られる「大人の穴場」
神宮外苑花火大会のメイン会場である神宮球場は、有名アーティストのライブで大いに盛り上がり、観客の熱気も最高潮に達しますが、その分だけ混雑や騒音も激しいのが特徴です。
一方、秩父宮ラグビー場はライブ会場としての機能も一部ありますが、基本的には神宮球場の映像をモニターで中継する形式が取られることが多く、比較的落ち着いた雰囲気で過ごせます。
そのため、人混みや過度な熱狂を避け、ゆったりと花火そのものの美しさや風情を楽しみたいという「大人」の観客層にとっては、非常に快適な環境が整っています。
座席の間隔や通路の混雑具合も神宮球場のアリーナ席などに比べれば余裕がある場合が多く、家族連れやカップルでの利用にも適していると言えるでしょう。
「花火は見たいけれど、フェスのような騒がしさは少し苦手」という方にとって、秩父宮ラグビー場はまさに理想的な選択肢となり得ます。
都心にいながらにして、程よい賑わいとリラックスした時間を両立できるのが、この会場の最大の魅力です。
打ち上げ場所との距離感と臨場感のバランス
花火の打ち上げ場所である神宮球場および軟式球場と、秩父宮ラグビー場との距離は非常に近く、直線距離にして数百メートルしか離れていないため、音と光の迫力は十分に伝わってきます。
神宮球場のように「真上」に上がる感覚とは少し異なりますが、視界を遮る高い建物が少ないため、打ち上がった花火が夜空に大きく広がる様子をダイナミックに楽しむことが可能です。
特に「ドン」というお腹に響くような発射音や炸裂音は、遠く離れた無料観覧エリアや高層ビルからの眺めでは味わえない、有料会場ならではの醍醐味と言えるでしょう。
風向きによっては火薬の匂いを感じることもあり、五感全体で花火大会の臨場感を味わうことができる距離感です。
また、近すぎないことで首が痛くなりにくいというメリットもあり、全体像をバランスよく鑑賞できる点も評価されています。
適度な距離感がもたらす「見やすさ」と「迫力」の両立こそが、秩父宮ラグビー場の隠れた強みなのです。
花火大会当日のラグビー場内イベントの有無
例年、秩父宮ラグビー場でも花火打ち上げ前に独自のイベントや、神宮球場のメインステージのライブ映像を流すパブリックビューイングが行われることが一般的です。
ただし、アーティストが直接秩父宮ラグビー場のステージに来てパフォーマンスを行うかどうかは、その年のプログラムや出演者によって大きく異なるため、事前の公式発表の確認が欠かせません。
過去にはラグビー場独自のゲストが登場して会場を盛り上げたケースもありましたが、基本的には「花火待ちの時間」を退屈させないための演出という位置付けが多いです。
そのため、ライブを目当てに行くというよりは、あくまで花火をメインに据えつつ、待ち時間も映像や音楽で楽しめるプラスアルファの要素として捉えておくのが賢明です。
会場内にはMCが登場してカウントダウンを行ったり、観客と一体となって盛り上がったりする場面もあり、神宮球場とは一味違ったアットホームな一体感が生まれます。
2026年の詳細なタイムテーブルが発表されたら、どの程度の演出が予定されているかをチェックしておくと、当日の楽しみ方が広がるでしょう。
雨天時の対応と屋根の有無について
秩父宮ラグビー場のメインスタンド後方には屋根が設置されていますが、バックスタンドや南スタンド、北スタンドには屋根がなく、雨天時には雨具の準備が必須となります。
花火大会自体は小雨決行となるケースが多いものの、傘の使用は周囲の観客の視界を遮るため禁止されることが一般的であり、レインコートやポンチョの持参が強く推奨されます。
メインスタンドの屋根があるエリアであっても、風向きによっては雨が吹き込んでくる可能性があるため、完全に濡れないという保証はないことを覚えておきましょう。
また、荒天により花火大会そのものが中止または順延となる場合、チケットの払い戻しや振替対応については公式サイトでの案内を迅速に確認する必要があります。
夏の夕立や急な雷雨は珍しくないため、晴予報であっても大きめのゴミ袋(荷物を守る用)やタオルを用意しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
天候リスクを考慮した準備をしておくことが、屋外イベントを最後まで楽しむための鉄則です。
【座席表付き】スタンド別・花火の見え方完全ガイド

秩父宮ラグビー場で花火を見る際、最も重要になるのが「どのスタンドの座席を確保するか」という点であり、選択するエリアによって満足度は天と地ほど変わります。
「ラグビー場ならどこからでも見えるだろう」と安易に考えてしまうと、花火が建物の影に隠れてしまったり、常に後ろを振り返らなければならなかったりと、痛い目を見る可能性があります。
ここでは、東西南北の4つのスタンドそれぞれの特徴と、花火の打ち上げ方向との位置関係を詳細に分析し、失敗しない座席選びの極意を伝授します。
2026年のチケット争奪戦を勝ち抜くために、自分にとってベストな席がどこなのかを今のうちに明確にしておきましょう。
バックスタンド(東):花火が正面に見える「神席」エリア
秩父宮ラグビー場において、花火観賞のベストポジションと言えるのが、スタジアムの東側に位置する「バックスタンド」であり、多くのリピーターがここを狙います。
その理由は地理的な位置関係にあり、バックスタンドの座席は西側(神宮球場および軟式球場方面)を向いて設置されているため、打ち上がる花火が自然と視界の正面に入ってくるのです。
無理な体勢をとったり首をひねったりすることなく、座ったままリラックスして花火と夜景のコラボレーションを楽しめるのは、このスタンドだけの特権と言えるでしょう。
特にスタンドの中段から上段にかけての席は、前の人の頭が気になりにくく、視界が開けているため、花火の全体像を捉えるのに最適な環境が整っています。
「せっかく有料席を取るなら、一番きれいに見える場所がいい」と考えるのであれば、迷わずバックスタンドのチケットを第一候補にすべきです。
ただし、人気エリアであるためチケットの売り切れも早い傾向にあり、先行抽選の段階から積極的に申し込むことが成功の鍵となります。
西日が当たる時間帯は眩しい可能性がありますが、日が沈めば最高の特等席へと変わります。
南スタンド(電光掲示板側):全体を見渡せるパノラマビュー
南スタンドは、大きな電光掲示板(スコアボード)がある側のスタンドで、ここからはスタジアム全体と北西方向にある神宮球場方面を斜めに望むことができます。
バックスタンドほどの「真正面」感はありませんが、視界を遮る大きな構造物が少なく、空が広く感じられるため、開放感のあるパノラマビューを楽しむことが可能です。
花火は左前方から左側にかけて打ち上がる形になりますが、少し体を斜めにする程度で十分に鑑賞できるため、ストレスを感じることはほとんどありません。
また、南スタンドはバックスタンドに比べてチケットの競争率がやや低い場合があり、良席を確保しやすいという隠れたメリットも存在します。
グラウンド全体を見渡せるため、花火だけでなくスタジアムの雰囲気全体を味わいたいという方や、グループで並び席を確保したい方におすすめです。
打ち上げ場所からの距離も十分に近く、音の迫力もしっかりと感じられるため、コストパフォーマンスの高い良席と言えるでしょう。
ただし、電光掲示板の真下や極端な端の席では、一部視界が制限される可能性もあるため、座席指定ができる場合は中央寄りを狙うのが無難です。
メインスタンド(西):屋根と角度に注意が必要なエリア
メインスタンドは通常、ラグビー観戦においては特等席とされるエリアですが、花火大会に関しては「座席選びに注意が必要なエリア」となることを理解しておく必要があります。
メインスタンドは西側に位置しており、座席は東を向いているため、花火が上がる西側(神宮球場方面)は、観客の「背中側」または「左後方」になってしまうのです。
そのため、花火を見るためには常に体をひねって後ろを振り返るか、真上を見上げるような体勢を強いられることになり、長時間の観賞では首や腰に負担がかかる可能性があります。
さらに、メインスタンド後方には大きな屋根がかかっているため、高く打ち上がった花火が屋根に遮られてしまい、上半分が見えない「見切れ」が発生するリスクが高いです。
もちろん、雨の心配が少ないというメリットはありますが、花火そのものを万全の状態で楽しみたいのであれば、座席位置(特に前方エリアや屋根の影響がないエリア)を慎重に選ぶ必要があります。
もしメインスタンドしか取れなかった場合は、屋根のない前方席を希望するか、あるいは「雰囲気重視」と割り切って参加する心構えが必要かもしれません。
北スタンド(伊藤忠側):販売状況と見え方のリスク
北スタンドは伊藤忠商事のビルが背後にそびえる側に位置しており、通常は立ち見エリアとして運用されることが多い場所ですが、花火大会での扱いは年によって異なります。
座席が長椅子ではなくコンクリートの段差のみであったり、そもそも販売エリアとして開放されなかったりすることもあるため、チケット情報の詳細を確認することが不可欠です。
仮に開放されたとしても、北スタンドからは南西方向を見ることになり、花火の打ち上げ場所が右手後方や真横になる可能性があるため、視認性は他のスタンドに比べて劣る傾向にあります。
また、近隣のビルや構造物が視界に入りやすく、花火の一部が隠れてしまうリスクも考慮しなければなりません。
基本的にはバックスタンドや南スタンドが確保できなかった場合の「最終手段」として考えるか、あるいは価格が安く設定されている場合の「節約席」として割り切るのが賢明です。
2026年の販売概要において、北スタンドがどのような席種(指定席か自由席か、椅子はあるか)として販売されるかを必ずチェックしてください。
見切れ席・訳あり席のコストパフォーマンス
チケット販売の後半になると、「見切れ席」や「訳あり席」といった名称で、通常よりも安価なチケットが追加販売されることがありますが、これらは狙い目なのでしょうか。
これらの席は、照明塔や柱、屋根などの障害物によって花火の一部が見えない、あるいは機材席の近くで視界が制限されるといった理由で割引されています。
「花火の全体像が見えなくても、会場の雰囲気と音を楽しめれば十分」という割り切りができる方にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
逆に、「せっかく行くなら完璧な花火を見たい」という期待を持っている場合、現地で「肝心の部分が見えない」というストレスを感じることになりかねません。
購入する際は、「どの程度見えない可能性があるのか」という注釈をよく読み、納得した上で購入ボタンを押すことがトラブル回避のために重要です。
予算を抑えて現地の空気を味わいたい学生や、急遽参加が決まった方にとっては、正規の良席が完売した後でも手に入る貴重なチケットとなり得ます。
神宮球場・軟式球場との比較で見えるメリット・デメリット
神宮外苑花火大会には複数の有料会場が用意されており、それぞれに異なる特徴や楽しみ方があるため、自分の目的に合った会場を選ぶことが満足度を高める第一歩です。
神宮球場が「動」の会場であるなら、秩父宮ラグビー場はどちらかと言えば「静」の会場であり、軟式球場はその中間に位置するような独自の魅力を持っています。
ここでは、他の会場と比較した際の秩父宮ラグビー場のメリットとデメリットを公平な視点で洗い出し、どのような人に秩父宮が最適なのかを明らかにします。
チケット購入前にこの比較を理解しておくことで、「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐことができるはずです。
メリット:混雑が比較的緩やかで帰宅もスムーズ
神宮球場は収容人数が非常に多く、入退場の際にも大混雑が発生するため、最寄り駅までの移動だけで1時間以上かかることも珍しくありませんが、秩父宮ラグビー場はその点で少し楽です。
もちろん秩父宮も満員になれば混雑は避けられませんが、神宮球場に比べれば観客の絶対数が少なく、出口からの動線も比較的スムーズに流れる傾向にあります。
特に、青山一丁目方面への抜け道や、外苑前駅へのアクセスルートにおいて、神宮球場のメインゲート付近のような殺人的な密集度にはなりにくいのが大きなメリットです。
トイレの待ち時間についても、ラグビーの試合時を想定して十分な数が設置されているため、長蛇の列に絶望するといった事態は比較的少ないと言えます。
小さなお子様連れや、人混みで体力を消耗したくない年配の方にとっては、この「精神的なゆとり」は何物にも代えがたい価値となるでしょう。
帰宅時の疲労を最小限に抑えられる点は、翌日に仕事を控えている社会人にとっても見逃せないポイントです。
メリット:チケット料金が神宮球場より割安な傾向
例年の傾向として、神宮球場のアリーナ席やスタンドSS席といった高額チケットに比べると、秩父宮ラグビー場のスタンド席は比較的リーズナブルな価格設定になっています。
数千円の差額ではありますが、ペアや家族数人で参加する場合、その合計金額の差は決して小さくなく、浮いたお金で食事やグッズを充実させることができます。
「花火は見たいけれど、1万円近いチケット代は少し高い」と感じる層にとって、秩父宮ラグビー場の価格帯は非常にバランスが取れた魅力的な設定と言えるでしょう。
安かろう悪かろうではなく、前述の通りバックスタンドなどからは素晴らしい景色が見られるため、コストパフォーマンスの面では全会場の中で最も優れているという評価もあります。
手頃な価格で指定席が確保でき、場所取りの苦労もなく確実に座って見られるという点は、有料観覧席としての機能を十分に満たしています。
予算内で最大限の満足を得たいと考える堅実派の方にとって、秩父宮は最強の選択肢となります。
デメリット:アーティストライブの「生」感は薄い
神宮外苑花火大会の大きな目玉の一つである豪華アーティストによるライブパフォーマンスですが、これを目当てにするなら秩父宮ラグビー場は不向きかもしれません。
メインステージはあくまで神宮球場に設置されるため、秩父宮ラグビー場からはモニター越しにその様子を眺める「パブリックビューイング形式」となるのが一般的だからです。
もちろん会場内のスピーカーから音は流れますが、生の歌声やアーティストの細かな表情、会場全体が揺れるような一体感を肌で感じることは難しいでしょう。
「好きなアーティストが出るから」という理由で参加する場合、秩父宮ラグビー場では物足りなさを感じてしまう可能性が高いため、頑張って神宮球場のチケットを取るべきです。
逆に言えば、ライブにはそれほど興味がなく、「花火までのBGM」程度に考えている方にとっては、このデメリットは全く問題になりません。
自分が「音楽(ライブ)」と「花火」のどちらに重きを置いているかを自問自答することが、会場選びでの失敗を防ぐポイントです。
デメリット:スタンドの椅子が硬く背もたれがない
秩父宮ラグビー場の座席は、長時間のスポーツ観戦を前提に作られているものの、プラスチック製の硬いベンチシートが中心であり、快適性という点では神宮球場の背もたれ付き座席に劣ります。
特にバックスタンドやゴール裏の席は、背もたれがないタイプや、一人分のスペースが区切られていない長椅子タイプである場合が多く、長時間座っているとお尻や腰が痛くなりやすいです。
花火大会は開場から打ち上げ終了まで数時間に及ぶ長丁場となるため、この「椅子の硬さ」は地味ながらも深刻なダメージを体に蓄積させます。
隣の人との距離感も近くなりがちで、満席時には窮屈さを感じることもあるかもしれません。
しかし、このデメリットは後述する「クッションの持参」などの対策によって十分にカバーすることが可能です。
施設の古さゆえの不便さを事前に理解し、準備を整えておくことで、当日の不快感を大幅に軽減することができるでしょう。
比較結論:どんな人に秩父宮がおすすめか
以上のメリットとデメリットを総合すると、秩父宮ラグビー場がおすすめなのは「花火をじっくり見たい派」や「人混みを少しでも避けたい派」であると断言できます。
具体的には、小学生以下の子どもがいるファミリー層、落ち着いて会話を楽しみたいカップル、そして仕事帰りにふらっと立ち寄りたいビジネスパーソンなどに最適です。
また、写真撮影をメインに考えている人にとっても、バックスタンドからの安定した視界は非常に魅力的であり、三脚の使用制限などを確認した上で狙う価値があります。
逆に、フェスのような盛り上がりを求めたり、特定のアーティストの熱狂的なファンであったりする場合は、迷わず神宮球場を目指すべきです。
軟式球場は芝生の上で自由に見られる良さがありますが、場所取りの苦労があるため、指定席で確実に座りたいというニーズには秩父宮が応えてくれます。
自分のスタイルに合わせて、「あえて秩父宮を選ぶ」という選択は、非常に賢い大人の楽しみ方と言えるでしょう。
当日を快適に過ごすための「持ち物」と「行動計画」

チケットを確保しただけで安心してはいけません。真夏の屋外イベントである神宮外苑花火大会を最後まで笑顔で楽しむためには、入念な準備と賢い行動計画が不可欠です。
特に秩父宮ラグビー場のような古い設備を利用する場合、現代的なスタジアムとは異なる不便さがあるため、それを補うためのアイテムを持参するかどうかが快適さを左右します。
ここでは、経験者が必ず持っていく「三種の神器」や、意外と知られていないトイレの穴場、そしてスムーズな帰宅ルートまで、当日のシミュレーションに役立つ情報を網羅しました。
これらを知っているだけで、周囲が疲弊している中で自分だけ涼しい顔をして花火を楽しめるはずです。
必須アイテム:クッションとタオルが命綱
前述の通り、秩父宮ラグビー場の座席は硬いため、100円ショップで売っているような折りたたみ式のクッションや座布団を持参することは、もはや義務と言っても過言ではありません。
これがあるだけでお尻への負担が激減し、花火に集中できる時間が大幅に延びます。また、汗で太ももがプラスチックの椅子に張り付く不快感も防げます。
次に重要なのがタオルです。汗を拭くためのフェイスタオルだけでなく、少し大きめのスポーツタオルやバスタオルがあると、日よけや急な雨よけ、あるいは肌寒い時の膝掛けとして多用途に使えます。
また、ウェットティッシュも必須です。屋外の座席は砂埃で汚れていることが多いため、着席前にサッと拭ける除菌シートがあると、清潔な環境で観戦をスタートできます。
さらに、ゴミ袋を数枚持っておくと、出したゴミを持ち帰るだけでなく、雨が降った際にバッグを丸ごと入れて濡れるのを防ぐ防水カバーとしても役立ちます。
これらのアイテムは荷物になりますが、現地での快適さを買うと思って必ずバッグに入れておきましょう。
飲食事情:売店の混雑状況と持ち込みルール
秩父宮ラグビー場内にも売店はありますが、花火大会当日は非常に混雑し、焼きそば一つ買うのに30分以上並ぶこともザラにあるため、現地調達に頼りすぎるのは危険です。
基本的には、会場に入る前に近隣のコンビニやスーパーで飲み物と軽食を買い込んでおくスタイルが最も効率的で確実です。
ただし、缶や瓶の持ち込みは安全上の理由から禁止されていることが多く、入場ゲートで紙コップへの移し替えを求められるケースがあるため、最初からペットボトル飲料を選ぶのが無難です。
また、クーラーボックスの持ち込みは座席のスペースを圧迫するため、ソフトタイプの保冷バッグに凍らせたペットボトルや保冷剤を入れて持参するのがスマートです。
熱中症対策として、水分は多めに用意し、塩分チャージができるタブレットなどもポケットに忍ばせておくと安心です。
「食べ物は持参、冷たい生ビールだけは並んで買う」といったように、並ぶ列を最小限にする戦略を立てておきましょう。
トイレ事情:ラグビー場特有の設置数と穴場
トイレ問題は花火大会の最大の懸念事項の一つですが、秩父宮ラグビー場は元々数万人の観客を収容するスポーツ施設であるため、仮設トイレのみの会場に比べれば設備は充実しています。
特にメインスタンドやバックスタンドのコンコースには多数のトイレが設置されていますが、それでも花火打ち上げ直前や終了直後は長蛇の列が発生します。
穴場となるのは、入場ゲートから遠い奥まった場所にあるトイレや、スタジアムの端に位置するトイレであり、中央付近の混雑を避けて移動することで待ち時間を短縮できる場合があります。
また、男性用トイレの一部を女性用に転用するなどの運用が行われることもあるため、当日の案内表示をよく確認してください。
最も重要なのは「行きたくなる前に行く」ことであり、会場到着直後や、まだ空が明るいうちに済ませておくのが鉄則です。
また、トイレットペーパーが切れている場合に備えて、水に流せるティッシュを持参しておくと、万が一の際にも慌てずに済みます。
服装の注意点:虫除けと暑さ対策の両立
神宮外苑は緑豊かな場所であるため、夜になると蚊などの虫が発生しやすく、露出の多い服装で参加すると虫刺されに悩まされることになります。
浴衣での参加は風情があり素敵ですが、足元や首元に虫除けスプレーを念入りにかけておくか、虫除けリングなどのグッズを併用することを強くおすすめします。
また、日没までは西日が強く差し込むため、帽子やサングラス、日焼け止めといった紫外線対策も忘れてはいけません。
足元に関しては、スタジアム内の階段や段差を移動することを考えると、履き慣れたスニーカーやフラットシューズが最も安全で疲れにくいです。
下駄やヒールのあるサンダルは、暗い足元で転倒するリスクがあるだけでなく、人混みで足を踏まれた際に怪我をする原因にもなります。
おしゃれも大切ですが、機能性と安全性を重視したコーディネートで臨むことが、結果として楽しい思い出を作るための近道となります。
アクセス攻略:外苑前駅と青山一丁目駅の使い分け
最寄り駅である東京メトロ銀座線の「外苑前駅」は、秩父宮ラグビー場へのメインルートとなるため、開始前と終了後は想像を絶する混雑となり、入場規制がかかることもあります。
混雑を少しでも回避したい場合は、都営大江戸線や東京メトロ半蔵門線が乗り入れる「青山一丁目駅」を利用するのが賢い選択です。
青山一丁目駅からは徒歩での移動距離が少し長くなりますが、駅構内のキャパシティが大きく、複数の路線が使えるため、人の流れが分散しやすい傾向にあります。
また、JR総武線の「信濃町駅」や「千駄ヶ谷駅」を利用するルートも、神宮球場の客とバッティングする可能性がありますが、選択肢の一つとして頭に入れておくと良いでしょう。
帰宅時は、最寄り駅に殺到する群衆を避けるために、あえて一駅分歩いて(例えば表参道駅や乃木坂駅まで)から電車に乗るというのも有効な手段です。
夜風に当たりながら余韻に浸って歩く時間は、満員電車のストレスを回避するクールダウンの時間になります。
2026年のチケット入手方法と争奪戦を勝ち抜くコツ
最後に、2026年の神宮外苑花火大会を秩父宮ラグビー場で見るためのチケット入手戦略について解説します。
人気アーティストが出演する年は競争率が跳ね上がりますが、ラグビー場は比較的取りやすいと言われていても油断は禁物です。
確実に行きたい席を手に入れるためには、発売情報の解禁を見逃さず、適切なタイミングでアクションを起こす必要があります。
ここでは、一般的なプレイガイドの動きや、万が一売り切れてしまった場合の次善の策についても触れていきます。
先行抽選と一般販売のスケジュール傾向
チケット販売は通常、開催の1〜2ヶ月前から始まり、「最速先行抽選」→「二次先行」→「一般販売(先着)」という流れで進んでいきます。
秩父宮ラグビー場のバックスタンドなどの良席を狙うのであれば、最初の「先行抽選」に申し込むのが鉄則であり、ここで当選すれば座席位置も比較的良い場所が割り当てられる可能性が高いです。
一般販売まで待ってしまうと、残っているのは端の席や見切れ席ばかりという状況になりかねないため、公式のアナウンスをいち早くキャッチし、先行受付期間を逃さないようにしましょう。
特にぴあやローソンチケットなどの主要プレイガイドの会員登録を事前に済ませておき、クレジットカード情報を登録しておくことで、申し込み時のタイムロスを防げます。
ぴあ・ローソンチケット等のプレイガイド攻略
複数のプレイガイドで取り扱いがある場合、それぞれの割り当て枚数が異なることがあるため、一つがダメでも他で空いているというケースが稀にあります。
また、システムメンテナンスの時間帯や、サーバーが混み合う発売開始直後の動きについても予習しておくと有利に働きます。
「セブンイレブン先行」や「ぴあカード会員限定」といった特定の条件付き先行販売は倍率が低くなる傾向にあるため、自分が利用できる優遇枠がないか確認してください。
スマートフォンとPCの両方で待機する、時報通りにアクセスするなど、基本的なチケット取りのテクニックを駆使して、希望の座席を勝ち取りましょう。
リセールサービスの活用と転売チケットの危険性
どうしてもチケットが取れなかった場合、公式の「チケットリセールサービス(定価トレード)」を利用するのが最も安全な手段です。
急用で行けなくなった人が出品したチケットを定価で購入できるシステムであり、これなら詐欺に遭うリスクも、不正転売で入場を拒否されるリスクもありません。
SNSや非公式の売買サイトでの個人間取引は、チケットが届かない、無効なチケットを売りつけられるといったトラブルが多発しているため、絶対避けるべきです。
公式リセールは開催直前まで動きがあることが多いため、諦めずにこまめにサイトをチェックし続ける粘り強さが、奇跡の1枚を手繰り寄せます。
完売時の最終手段:当日券販売の可能性
前売り段階で完売していても、機材席の開放や予備席の放出により、当日の朝や会場で「当日券」が販売されることが稀にあります。
ただし、これはあくまで可能性の話であり、販売されるとしてもごく少数であるため、これを当てにして現地に向かうのはリスクが高いです。
当日券情報は公式Twitter(X)などでリアルタイムに告知されることが多いため、開催当日はスマホの通知をオンにして情報を逃さないようにしましょう。
もし当日券が出ない場合でも、周辺のレストランやホテルから花火が見えるプランなどを直前で探すなど、柔軟な思考で代替案を用意しておくことが大切です。
グループ観戦時の座席確保のポイント
4人以上のグループで観戦する場合、横並びの席(連番)を確保するのは非常に難易度が高くなります。
先行抽選の段階で枚数制限(通常は4枚までなど)に引っかかる場合は、2人ずつに分かれて申し込むか、あるいは前後の列で取る「縦並び」を検討すると良いでしょう。
スタンド席では横に長く並ぶよりも、前後2列に分かれた方が会話がしやすく、お互いの顔も見やすいというメリットがあります。
代表者がまとめて取るのではなく、全員で協力して申し込みを行うことで、誰かが当選する確率を高める「数打ちゃ当たる戦法」も有効です。
まとめ
2026年の神宮外苑花火大会を秩父宮ラグビー場で楽しむためのポイントは、以下の3点に集約されます。
- 座席選びが全て:花火が正面に見える「バックスタンド」を最優先で狙い、避けるべきはメインスタンドの後方席です。
- 準備で差がつく:クッション、タオル、雨具、虫除けを持参することで、古いスタジアムの不便さを快適さに変えることができます。
- 今の景色を目に焼き付ける:再開発前の現存する秩父宮ラグビー場で花火を見られるのは、残りわずかな貴重な機会です。
神宮球場のような派手さはないかもしれませんが、秩父宮ラグビー場には「通」だけが知るゆったりとした時間と、美しい花火の特等席が用意されています。
この記事で紹介した座席の特徴や持ち物リストを参考に準備を整えれば、きっと忘れられない夏の夜になるはずです。
まずは公式サイトでチケットの発売日をチェックし、カレンダーに予定を書き込むところから始めてみてください。
最高のポジションを確保して、東京の夜空を彩る大輪の花を心ゆくまで堪能しましょう。


