「英国の名門校が日本にやってきた」と話題のラグビースクールジャパン。世界最高峰の教育環境を求めて、多くの家庭が入学を検討していますが、その入試内容は一般的な日本の私立校とは大きく異なります。合格するには何が必要なのか、どのような準備をすべきなのか、情報が少なく不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ラグビースクールジャパンの入試制度、難易度、そして具体的な対策方法を余すところなく解説します。CAT4という聞き慣れないテストや、英語による面接の攻略法を知ることで、合格への道筋が明確に見えてくるはずです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験内容 | 英語試験・CAT4・面接(保護者含む場合あり) |
| 英語力 | ネイティブレベルまたは年齢相応の流暢さ |
| 重視点 | 学力だけでなく「知的好奇心」や「主体性」 |
| 入学時期 | 空きがあれば随時(ローリングアドミッション) |
ラグビースクールジャパン入試の仕組みと全体像
ラグビースクールジャパンの入試は、日本の一般的な偏差値偏重型の試験とは一線を画しています。学力テストの点数だけで合否が決まるわけではなく、生徒の潜在能力や人間性を含めた総合的な評価が行われるのが特徴です。まずは、入試の全体像を正しく理解し、どのようなプロセスで選考が進むのかを把握しましょう。
ここでは、出願から合格発表までの流れや、必須となる試験科目の概要について詳しく解説していきます。選考プロセスを知ることは、適切な対策を立てるための第一歩です。複雑に見える入試制度も、一つひとつ紐解いていけば、決して恐れる必要はありません。
出願は「ローリングアドミッション」方式を採用
ラグビースクールジャパンでは、特定の試験日を一斉に設けるのではなく、年間を通じて出願を受け付ける「ローリングアドミッション」方式を採用しています。空き枠がある限りいつでも出願が可能であり、先着順で審査が進んでいくのが基本ルールです。そのため、入学を希望する場合は、できるだけ早い段階でアクションを起こすことが合格への鍵となります。
ただし、学年によってはすでに定員に達している場合もあり、その際はウェイティングリスト(待機者リスト)に回ることになります。特に人気のある学年や、寮の部屋数に限りがあるボーディング希望の場合は、早めの問い合わせが必須です。公式サイトやOpenApplyという出願ポータルを通じて、最新の空き状況を常に確認しておくことをおすすめします。
出願時には、成績証明書や推薦状などの書類提出も求められるため、準備には時間がかかります。思い立ってすぐに出願できるわけではないので、逆算してスケジュールを立てることが重要です。余裕を持って準備を進めることで、慌てずに質の高い出願書類を作成することができるでしょう。
認知能力テスト「CAT4」の重要性
入試の核となるのが、「CAT4(Cognitive Abilities Test Fourth Edition)」と呼ばれる認知能力テストです。これは、単なる知識量を問うテストではなく、言語的推論、非言語的推論、数的推論、空間的推論の4つの領域から、生徒の学習ポテンシャルを測定するために行われます。日本の学校教育では馴染みの薄い形式ですが、インターナショナルスクール入試では世界標準の指標です。
CAT4の結果は、現在の学力だけでなく、将来の学業成績を予測するデータとしても活用されます。そのため、一夜漬けの暗記で点数を伸ばすことは難しく、日頃から論理的思考力や図形認識能力を養っておく必要があります。特に非言語的推論や空間的推論は、英語力に関係なく純粋な知能を問われるため、事前の慣れが結果を左右します。
学校側は、このテストを通じて「英語で授業についていける地頭の良さ」や「論理的な思考ができるか」を判断しています。スコアが基準に達していない場合、他の要素が優れていても合格は難しくなるため、CAT4対策は避けて通れません。オンラインの模擬試験などを活用し、形式に慣れておくことが推奨されます。
英語力判定テストと求められるレベル
当然ながら、授業はすべて英語で行われるため、高い英語力が求められます。英語力の判定には、オンラインのプレースメントテストやリーディングテストが用いられ、文法知識だけでなく、読解力や語彙力が総合的にチェックされます。学校側は「年齢相応の流暢さ」を求めており、単に英検の級を持っているだけでは不十分な場合があります。
特に、Year 7(小学6年生相当)以上の入学では、ネイティブに近いレベルでのコミュニケーション能力が期待されます。授業でのディスカッションに参加し、自分の意見を論理的に述べる力が不可欠だからです。英語を「学ぶ」のではなく、英語「で」学ぶための基礎力が備わっているかが厳しく審査されます。
一方で、英語力が多少不足していても、他の能力が極めて高い場合は、入学後のサポート(EAL)を条件に許可が出ることもあります。しかし、基本的には入学時点で高いハードルが設定されていると考えたほうが無難です。日頃から英語の本を読み、英語で思考する習慣をつけておくことが最大の対策となります。
面接で問われる「知的好奇心」と「人間性」
筆記試験と同等、あるいはそれ以上に重視されるのが、校長や上級管理職との面接です。この面接は、単なる質疑応答の場ではなく、生徒の「知的好奇心」「学習意欲」「学校への適合性」を見極めるための重要なセッションです。あらかじめ用意した回答を暗唱するだけでは、面接官の心には響きません。
面接官は、「なぜラグビースクールを選んだのか」「将来どのようなことに挑戦したいのか」といった質問を通じて、生徒の主体性を探ります。また、予期せぬ質問を投げかけることで、その場での対応力やクリティカルシンキング(批判的思考力)を試すこともあります。自分の言葉で、情熱を持って語ることができるかが評価の分かれ目となります。
保護者同伴の面接が行われる場合もあり、家庭の教育方針が学校の理念と合致しているかも確認されます。学校は家庭とのパートナーシップを重視しているため、親としても学校の方針を深く理解し、協力的な姿勢を示すことが大切です。親子で学校のミッションについて話し合い、共通の認識を持って面接に臨みましょう。
Year 12(Sixth Form)入学時のAレベル選抜
高校生にあたるYear 12(Sixth Form)からの入学を目指す場合、さらに専門的な学力試験が課されます。Aレベル(英国の大学入学資格試験)に向けた準備ができているかを確認するため、選択する科目に応じた筆記試験を受ける必要があります。これは非常に高度な内容であり、該当科目の基礎知識が英語で定着していることが前提となります。
例えば、数学や理科を選択する場合は、日本の高校レベルの内容を英語で理解し、解答できる力が求められます。問題の難易度は高く、専門用語も多出するため、過去問やIGCSE(英国の義務教育修了資格)レベルの問題集を使った対策が不可欠です。この段階での入学は、実質的に海外大学進学を前提とした選抜となります。
また、Year 12からの入学者は、学校のリーダーとしての役割も期待されます。学力だけでなく、課外活動やリーダーシップ経験も評価対象となるため、これまでの実績をアピールすることも重要です。世界トップ大学への切符を手にするための、最初の関門と言えるでしょう。
合格を勝ち取るための具体的な試験対策

入試の仕組みを理解したところで、次は具体的な対策に焦点を当てていきましょう。ラグビースクールジャパンの入試は特殊性が高いため、一般的な塾の勉強だけでは対応しきれない部分があります。ターゲットを絞った効果的なトレーニングを行うことが、合格への最短ルートです。
ここでは、CAT4、英語、そして面接という3つの柱について、家庭で実践できる具体的なトレーニング方法を紹介します。これらの対策は一朝一夕で身につくものではありませんが、継続することで着実に力となります。今日から始められる準備を、一つずつ確実に進めていきましょう。
CAT4対策:非言語的推論と空間認知の強化
CAT4の中で、日本人の子供が特に苦戦しやすいのが「非言語的推論(Non-Verbal Reasoning)」と「空間的推論(Spatial Reasoning)」です。これらは図形の法則性を見つけたり、立体図形の展開図をイメージしたりする能力を問うもので、言葉による説明が少ない分、純粋なIQテストに近い性質を持っています。まずは、これらに特化した問題集に取り組むことから始めましょう。
市販されている「Non-Verbal Reasoning」のドリルや、オンラインのCAT4模擬テストを活用するのが有効です。最初は時間がかかっても構いませんので、どのようなパターンの問題が出るのか、その法則性を理解することに努めてください。パターン認識の能力は、練習量を重ねることで確実に向上します。
また、パズルやブロック遊び、折り紙などを通じて、楽しみながら空間認識能力を鍛えるのも良い方法です。特に低年齢の受験生の場合、机上の勉強だけでなく、具体的なモノを使ったトレーニングが効果を発揮します。脳の柔軟性を高め、未知の問題に対しても論理的にアプローチできる思考回路を育てましょう。
英語対策:アカデミックな読解力と語彙力
英語の試験では、日常会話レベルではなく、アカデミックな内容を理解する力が問われます。対策としては、年齢に応じた洋書(チャプターブックやヤングアダルト小説)を多読し、長文を読むスピードと持久力を養うことが基本です。フィクションだけでなく、科学や歴史などのノンフィクションにも触れ、幅広い分野の語彙を増やしておきましょう。
また、ライティングやスピーキングのアウトプット練習も欠かせません。読んだ本の内容を要約したり、それに対する自分の意見を英語で書いたりする習慣をつけることで、論理的な構成力を磨くことができます。オンライン英会話などを利用し、先生と特定のトピックについて議論する練習も、面接対策を兼ねて非常に有効です。
さらに、英国式のスペルや表現に慣れておくこともプラスになります。アメリカ英語とイギリス英語では、単語の綴りや言い回しが異なる場合があるため、意識してイギリス英語の教材を選ぶと良いでしょう。細部へのこだわりが、「この学校で学ぶ準備ができている」というアピールに繋がります。
面接対策:クリティカルシンキングの習慣化
面接で高く評価されるのは、正解のない問いに対して自分なりの答えを導き出せる「クリティカルシンキング(批判的思考)」の能力です。日頃からニュースや身の回りの出来事について、「なぜそうなるのか?」「自分ならどうするか?」を親子で話し合う時間を作りましょう。単に事実を覚えるのではなく、その背景や原因を深掘りする癖をつけることが大切です。
例えば、「環境問題についてどう思うか」と聞かれたときに、「悪いことだと思います」で終わらせず、「プラスチックごみを減らすために、僕たちの学校ではこんな取り組みができると思います」といった具体的で建設的な提案ができるように練習します。自分の意見を明確な理由とともに伝える訓練は、面接本番で大きな武器となります。
また、想定問答集を作って練習することも大切ですが、丸暗記は逆効果になることもあります。キーワードや伝えたいポイントだけを整理しておき、その場の会話の流れに合わせて自然に話せるようにしておくのがベストです。自信を持って堂々と話す態度も、評価の重要なポイントであることを忘れないでください。
ラグビースクールジャパンの難易度とリアルな評判
「世界の名門」というブランドイメージがある一方で、実際の難易度や学校の雰囲気については、様々な噂が飛び交っています。偏差値という明確な指標がない分、どの程度の学力があれば合格できるのかが見えにくいのが現状です。ここでは、客観的なデータや口コミを基に、その実態に迫ります。
合格者のレベル感や、保護者間での評判を知ることで、志望校としての適性をより冷静に判断できるようになるはずです。華やかなイメージの裏側にある、厳しい現実や競争環境についても、包み隠さずお伝えします。入学してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、リアルな情報を押さえておきましょう。
「偏差値」では測れない実質的な難易度
ラグビースクールジャパンには日本の偏差値が存在しませんが、その難易度は国内のトップレベル進学校に匹敵、あるいはそれ以上と考えられています。特に英語力に関しては、帰国子女やインターナショナルスクール出身者が主な競争相手となるため、純粋な国内生にとっては極めて高いハードルとなります。英検で言えば、中学生で準1級から1級レベルがスタートラインとなることも珍しくありません。
また、学力だけでなく、行動力やリーダーシップも評価されるため、ペーパーテストが満点でも不合格になる可能性があります。これが「偏差値で測れない」と言われる最大の理由です。「勉強さえできればいい」という価値観は通用せず、全人教育(Holistic Education)を受け入れる素養があるかが厳しく問われます。
倍率も非公表ですが、開校以来の人気ぶりを考えると、数倍から十数倍の狭き門であることは間違いありません。特に定員が少ない学年や、ウェイティングが発生している学年では、実質的な合格率は非常に低くなります。世界中から優秀な生徒が集まる環境であることを認識し、相応の覚悟を持って挑む必要があります。
保護者や受験生からの評判と口コミ
実際に通わせている保護者からは、「子供が自ら考え、行動するようになった」「先生との距離が近く、一人ひとりを丁寧に見てくれる」といった肯定的な評価が多く聞かれます。特に、英国本校の伝統を受け継ぐハウスシステム(寮制度)や、充実したスポーツ・芸術活動への満足度は高いようです。日本の学校にはない、自由でかつ規律ある環境が支持されています。
一方で、「学費以外の出費が多い」「日本語の維持が大変」といった現実的な悩みも聞かれます。また、自主性が求められる環境ゆえに、受け身の姿勢のままでは落ちこぼれてしまうという厳しい声もあります。学校側からの手厚い手取り足取りの指導を期待する家庭には、不向きかもしれません。
受験生からは、「面接が楽しかった」「自分の好きなことについてたくさん話せた」という感想がある一方で、「CAT4が難しくて時間が足りなかった」という声も目立ちます。テスト形式への慣れが合否に直結していることが、口コミからも読み取れます。事前の情報収集と対策が、やはり重要だと言えるでしょう。
他インターナショナルスクールとの比較
首都圏には他にも多くの名門インターナショナルスクールが存在しますが、ラグビースクールジャパンの最大の特徴は「英国式ボーディングスクール」である点です。都心にあるデイスクール(通学制)とは異なり、広大なキャンパスと充実した寮設備を持ち、生活そのものが教育の場となっています。この環境は、ハロウ安比校など一部の学校を除いて、国内では稀有な存在です。
学費面では、都内の老舗インターと比較しても高額な部類に入りますが、それに見合う施設と教育プログラムが提供されています。進路実績においても、英国のトップ大学への強固なパイプを持っており、海外大学を目指す層にとっては非常に魅力的です。国内大学への進学をメインに考える場合は、日本の私立校の方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。
結局のところ、どの学校が良いかは「子供の性格」と「家庭の教育方針」によります。ラグビースクールジャパンは、勉強だけでなく、スポーツや芸術、共同生活を通じて全人的に成長したいと願う子供にとって、最高の環境と言えるでしょう。他校との比較検討を行う際は、単なる偏差値や知名度だけでなく、教育の中身を深く見極めることが大切です。
学費の総額と奨学金制度について
ラグビースクールジャパンへの入学を検討する際、最も大きなハードルとなるのが学費の問題です。「日本で一番高い学校の一つ」とも噂されるその費用は、実際のところいくらかかるのでしょうか。公式サイトに掲載されている授業料以外にも、様々な費用が発生することを忘れてはいけません。
ここでは、入学初年度にかかる費用の概算や、寮生と通学生の費用の違い、そして気になる奨学金制度について詳しく解説します。経済的な計画をしっかりと立てることは、子供の学びを継続させるための親の責任です。不測の事態に備え、余裕を持った資金計画を確認しておきましょう。
年間500万円超?授業料と諸経費の内訳
2025-2026年度のデータに基づくと、通学生(Day Pupil)の年間授業料は約450万〜550万円程度です。これに加え、入学時には入学金(50万円)や学校発展協力金(50万円)などがかかり、初年度の納入金は600万円を超えるケースも少なくありません。学年が上がるごとに授業料もスライドして高くなる傾向にあります。
この金額には、基本的な授業料のほか、昼食代や教材費の一部が含まれていることが多いですが、詳細は年度によって異なります。日本の私立高校の平均的な学費が年間100万円前後であることを考えると、その5倍以上の投資が必要となります。この圧倒的な価格差は、少人数制の教育や、海外から招聘した優秀な教員、そして豪華な施設維持費に充てられています。
支払いスケジュールも厳格で、学期ごとの分割払いが基本ですが、遅延に対するペナルティもあります。為替の影響を受けることはありませんが、インフレや学校の運営方針により、学費は年々上昇傾向にあることにも注意が必要です。数年先までの上昇幅を見越して、予算を組んでおくことを強くおすすめします。
寮生(ボーディング)と通学生の費用差
寮生活(ボーディング)を選択する場合、費用はさらに跳ね上がります。フルボーディング(週7日滞在)の場合、年間の寮費は約320万円が加算され、授業料と合わせると年間800万〜900万円近い出費となります。週末だけ帰宅するウィークリーボーディングでも、これに近い金額が必要です。
この寮費には、宿泊費だけでなく、朝夕の食事、洗濯、寮監による学習サポート、週末のアクティビティ費用などが含まれます。高額に感じるかもしれませんが、24時間体制で教育環境が提供されることや、都内のインターに通わせて塾や習い事に通わせる総額と比較すれば、納得感があるという声もあります。通学時間を勉強や活動に充てられるメリットは計り知れません。
一方で、通学生の場合はスクールバス代や交通費が別途かかります。自宅からの距離によっては、これらも年間数十万円単位の出費となるため、寮費との差額をシミュレーションする際は、これらの隠れたコストも含めて計算する必要があります。ライフスタイルとコストのバランスを慎重に検討しましょう。
奨学金(スカラーシップ)の種類と獲得条件
経済的な負担を軽減する手段として、ラグビースクールジャパンでは奨学金(スカラーシップ)制度が用意されています。これは主に学業成績優秀者や、芸術・スポーツで卓越した才能を持つ生徒に対して給付されるもので、授業料の全額または一部が免除されます。ただし、その獲得競争は非常に激しく、選ばれるのはほんの一握りのエリートです。
スカラーシップを獲得するためには、通常の入試に加えて、追加の試験やオーディションを受ける必要があります。例えば、アカデミックスカラーシップでは、さらに高度な筆記試験や面接が課され、単に成績が良いだけでなく、学校の模範となるリーダーシップが求められます。一度獲得しても、毎年の審査で基準を満たし続けなければ資格を失うという厳しい条件付きです。
また、経済的支援を必要とする家庭向けの「バーサリー(Bursary)」制度も存在する場合がありますが、審査は厳格で、詳細な資産状況の開示が求められます。奨学金ありきで入学を考えるのではなく、あくまで「取れたらラッキー」程度のボーナスとして捉え、基本的には正規の学費を支払える計画を立てておくのが賢明です。
入学後の学校生活と進路実績

厳しい入試を突破し、安くない学費を支払って入学した後、子供たちにはどのような未来が待っているのでしょうか。ラグビースクールジャパンでの生活は、日本の学校とは全く異なるリズムと価値観で進んでいきます。ここでは、独自のカリキュラムや、卒業生の進路実績について見ていきます。
英国式の教育システムであるIGCSEやAレベルは、世界中の大学へのパスポートとなります。国内大学への進学はもちろん、海外のトップ大学を目指す生徒にとって、この環境がどれほど有利に働くのか。具体的な将来像を描くことで、受験へのモチベーションをさらに高めていきましょう。
世界標準のカリキュラム:IGCSEとAレベル
中等部(Year 10-11)では、英国の義務教育修了資格であるIGCSEプログラムに取り組みます。これは、数学、科学、英語、人文学など幅広い科目から選択し、2年間の学習の集大成として統一試験を受けるものです。この成績は、その後のAレベル(Year 12-13)進学や、大学入試の際の重要な基礎資料となります。
高等部のAレベル(GCE A-Level)は、「世界で最も権威ある大学入学資格」の一つです。生徒は自分の得意な3〜4科目に絞って深く専門的に学びます。日本の高校のように全科目を広く浅く学ぶのではなく、大学教養レベルの内容を先取りして学ぶため、専門性を極めたい生徒には最高のシステムです。逆に言えば、苦手科目を切り捨てて、得意分野を徹底的に伸ばすことが可能です。
このカリキュラムの最大のメリットは、海外大学への適応力の高さです。Aレベルでハイスコアを取得すれば、オックスフォードやケンブリッジ、アイビーリーグといった最難関大学への出願要件を満たすことができます。また、探究型の授業を通じて、論文作成能力やプレゼンテーション能力も自然と身につきます。
2025年の大学合格実績と進路傾向
開校から日が浅いものの、ラグビースクールジャパンはすでに目覚ましい進路実績を出し始めています。2025年の卒業生(Year 13)たちは、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、ヨーク大学、グラスゴー大学といった英国の名門大学からオファーを獲得しています。また、早稲田大学などの国内トップ大学の国際系学部への合格者も輩出しており、国内外を問わず幅広い進路選択が可能です。
特筆すべきは、進学先の多様性です。英国だけでなく、アメリカ、オーストラリア、香港などの大学へ進む生徒もおり、それぞれの志向に合わせた進路指導が行われていることがわかります。学校には専任のユニバーシティ・カウンセラーが常駐し、生徒一人ひとりの適性や希望に合わせたきめ細かなサポートを提供しています。
今後、卒業生が増えるにつれて、実績はさらに積み上がっていくと予想されます。特に、医学部や芸術系大学など、専門性の高い分野への進学も期待されており、学校としてのブランド力は年々高まっています。このネットワークは、卒業後も強力な資産となるでしょう。
ハウスシステムと全人教育の魅力
ラグビースクールジャパンの真髄は、教室の外での学び、すなわち「ハウスシステム」にあります。生徒たちは「ハウス」と呼ばれる寮(または所属グループ)に属し、学年を超えた縦の繋がりの中で生活します。ハウス対抗のスポーツ大会や音楽コンクール、演劇などは非常に盛り上がり、チームワークやリーダーシップを養う絶好の機会です。
「全人教育(Whole Person)」の理念のもと、学業以外の活動も非常に重視されます。放課後には数多くのアクティビティ(Co-Curricular Activities)が用意されており、ラグビーはもちろん、テニス、水泳、ディベート、チェス、ロボット工学など、興味のある分野に没頭できます。勉強だけのガリ勉ではなく、人間的に魅力のある「紳士・淑女」を育てることが目標とされています。
このような環境で育った子供たちは、多様な価値観を受け入れる寛容さと、困難に立ち向かう精神力(レジリエンス)を身につけます。これこそが、AIが台頭するこれからの時代に最も必要とされる能力であり、ラグビースクールジャパンが選ばれる最大の理由なのです。
まとめ:ラグビースクールジャパン合格への第一歩
ラグビースクールジャパンの入試は、単なる学力テストではなく、子供の可能性と人間性を測る総合的な審査です。CAT4による地頭の良さ、実践的な英語力、そして面接で見られる知的好奇心が合否の鍵を握ります。難易度は極めて高いですが、適切な対策と準備を行えば、決して手の届かない場所ではありません。
まずは、英語での読書習慣をつけ、論理的に考える力を家庭で育むことから始めましょう。そして、Open Day(学校説明会)に参加し、実際のキャンパスの空気を感じてみてください。子供自身が「ここに行きたい!」と強く思うことこそが、合格への最大の原動力となります。世界への扉を開く挑戦を、今日からスタートさせましょう。



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