福岡県の高校ラグビー界において、常に上位を争う実力校として知られる東海大学付属福岡高等学校ラグビー部。
「東福岡の牙城を崩すのはどこか」という問いに対し、常にその筆頭候補として名前が挙がる強豪です。
2024年度のシーズンは、第104回全国高校ラグビー大会(花園)の福岡県予選において、まさかのベスト16敗退という悔しい結果に終わりました。
しかし、その悔しさを糧に、新チームはすでに次なる戦いへと動き出しています。
本記事では、東海大福岡ラグビー部の最新メンバー情報、注目選手の詳細なプロフィール、そしてチームの今後について徹底的に深掘りします。
選手たちの出身中学や体格データ、そして卒業後の進路まで、ファンが知りたい情報を網羅しました。
この記事を読むことで得られる情報は以下の通りです。
- 2024-2025シーズンの全メンバーと出身中学リスト
- 高校日本代表候補を含む注目選手の詳細プロフィール
- 第104回予選の結果分析と新チームの展望
- 卒業生の進路と大学ラグビーでの活躍状況
東海大福岡ラグビー部メンバー2024-2025と出身中学
東海大福岡ラグビー部の強さは、県内外から集まる有望な選手たちによって支えられています。
ここでは、2024年度のチームを牽引した3年生と、これからのチームを背負う1・2年生のメンバーを詳細に紹介します。
3年生主力メンバーとポジション一覧
2024年度のチームは、フィジカルに優れたフォワードと、決定力のあるバックスがバランスよく融合していました。
特に3年生は、経験豊富な選手が多く、チームの精神的な支柱として機能してきました。
主将を務めた吉用凌平選手(48番)を中心に、個々の能力が高い選手が揃っていたのが特徴です。
以下の表は、主要な3年生メンバーのリストです。
| 氏名 | 背番号 | 役職 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 吉用 凌平 | 48 | 主将 | チームを鼓舞するリーダー |
| 古賀 隼羽 | 40 | 副将 | 攻守の要 |
| 上村 俊希 | 38 | – | 主力メンバー |
| 木梨 昇陽 | 39 | – | 安定したプレー |
| 下山 慶士 | 41 | – | FWの核 |
| トゥポウ・ランギ | – | LO | 190cm/90kg 日本代表候補 |
彼らは高校3年間で厳しい練習に耐え、福岡県の激戦区を戦い抜いてきました。
結果こそベスト16でしたが、彼らが残した「最後まで戦い抜く姿勢」は、後輩たちに大きな影響を与えています。
高校日本代表候補トゥポウ・ランギの凄さ
東海大福岡のメンバーの中で、一際大きな注目を集めているのが、ロック(LO)のトゥポウ・ランギ選手です。
身長190cm、体重90kg(登録時)という恵まれた体格を持ち、空中戦での圧倒的な強さを誇ります。
彼は2024年度の高校日本代表候補にも選出されており、その将来性は全国レベルで高く評価されています。
ラインアウトでのボール獲得能力はもちろん、フィールドプレーにおける突破力も魅力の一つです。
長い手足を活かしたオフロードパスや、相手ディフェンスを弾き飛ばすパワフルなランは、観客を魅了します。
卒業後は大学ラグビー、さらにはリーグワンでの活躍が期待される、まさに「規格外」の逸材と言えるでしょう。
2年生(新3年生)の注目選手リスト
3年生が引退し、いよいよ最上級生となる現2年生(新3年生)たち。
彼らは、先輩たちが果たせなかった「花園出場」という夢を叶えるため、並々ならぬ決意で新シーズンに臨みます。
新チームの中核を担うと予想される主な2年生メンバーは以下の通りです。
- 井之口 慶多:安定した基本技術と判断力を持ち、ゲームメイクに関わる重要選手。
- 浦方 大誠:激しいコンタクトを厭わない勇敢なプレーヤー。
- 大川 陽叶:機動力があり、ボール争奪戦で強さを発揮する。
- 上村 朔生:正確なスキルでバックスラインを支える存在。
- 安田 光汰:WTB/FBとしてスピードと決定力を兼ね備える(※一部情報で大学メンバーとの同名記載があるが高校主力として活躍)。
彼らは1年時から公式戦の雰囲気を知る選手も多く、経験値は十分にあります。
新チームでは、より一層のリーダーシップと、苦しい場面でチームを救うプレーが求められることになるでしょう。
1年生(新2年生)の期待のルーキー
2024年に入部した1年生(新2年生)にも、将来有望な素材が数多く揃っています。
東海大福岡の育成環境の中で、この1年間で大きく身体を大きくし、技術を磨いてきました。
特に注目されるのは以下の選手たちです。
- エルジャマル モハメド:国際的なルーツを持つ可能性を秘めた大型プレーヤー。
- 相部 将輝:基礎能力が高く、早い段階からのAチーム入りが期待される。
- 安藤 幹太:ラグビーセンスに溢れ、ポジション争いに食い込む存在。
- 岩本 一哲:強靭なフィジカルポテンシャルを持つ。
彼らが2年生となり、主力争いに加わってくることで、チーム内の競争はさらに激化します。
下級生の突き上げこそがチームを強くする要因であり、彼らの成長曲線が新チームの浮沈を握っていると言っても過言ではありません。
チームを支えるマネージャーとサポート体制
ラグビー部の活動は、選手だけで成り立っているわけではありません。
選手たちがプレーに集中できるよう、日々の練習準備、怪我のケア、データの記録などを行うマネージャーの存在が不可欠です。
東海大福岡ラグビー部にも、献身的にチームを支えるマネージャーたちが在籍しています。
メンバーリストには、八木愉菜さん(3年)や前田梨緒さん(2年)、川辺理莉華さん(2年)といった名前が見られます。
彼女たちは、厳しい練習に取り組む選手たちに水やタオルを渡し、時には励ましの言葉をかけます。
勝利の喜びも敗北の悔しさも選手と共に分かち合う、まさに「チームの一員」であり、彼女たちの支えが東海大福岡の強固な団結力を生み出しています。
2024年度の試合結果とチーム分析【第104回予選】
2024年度のシーズンは、東海大福岡ラグビー部にとって試練の年となりました。
特に最大の目標であった冬の花園予選では、予想外の結果に直面することになります。
第104回福岡県予選ベスト16の衝撃
第104回全国高校ラグビー大会福岡県予選。
シード校として登場した東海大福岡は、順調に勝ち進むことが期待されていました。
しかし、決勝トーナメント4回戦(ベスト16)で、古豪・修猷館高校と対戦。
結果は0-34という、まさかの完封負けを喫しました。
この結果は、選手や関係者だけでなく、福岡県の高校ラグビーファンにとっても大きな衝撃でした。
ベスト8、ベスト4への進出が当たり前と思われていた強豪が、早い段階で姿を消すことになったのです。
この敗戦は、勝負の世界の厳しさと、一発勝負のトーナメントの恐ろしさを改めて痛感させるものでした。
修猷館戦の敗因と今後の課題
0-34というスコアが示す通り、この試合では攻守において修猷館に圧倒される形となりました。
修猷館の徹底したディフェンスと、ミスを逃さない集中力の前に、東海大福岡は自分たちのラグビーをさせてもらえませんでした。
主な敗因として考えられるのは、セットプレーの安定感を欠いたことや、相手のプレッシャーに対する判断の遅れなどが挙げられます。
また、ビハインドを背負った焦りから、さらにミスを重ねてしまう悪循環に陥った可能性もあります。
この敗戦から得た教訓は、「どんな相手に対してもチャレンジャー精神を忘れないこと」と「劣勢を跳ね返すメンタルの強さ」でしょう。
新チームでは、技術面だけでなく、精神的なタフさを鍛え上げることが、上位進出への必須条件となります。
ライバル東福岡・筑紫との距離
第104回大会の福岡県予選決勝は、「東福岡 80-5 筑紫」という結果となりました。
東福岡は相変わらず圧倒的な強さを誇り、筑紫も粘り強いラグビーで決勝まで勝ち上がりました。
東海大福岡が目指すべき場所は、この決勝の舞台であり、そして東福岡を倒しての花園出場です。
現状、王者・東福岡との距離は決して近くはありません。
しかし、個々のポテンシャルや身体能力では、東海大福岡も決して引けを取ってはいません。
東福岡の高速展開ラグビーや、筑紫の堅実なプレーに対抗するためには、自分たちの強みであるフィジカルと展開力をさらに磨き上げ、80分間走り切るフィットネスを身につける必要があります。
ポジション別戦力分析とプレースタイル
東海大福岡ラグビー部は、どのようなラグビーを目指しているのでしょうか。
ここでは、フォワード(FW)とバックス(BK)それぞれの特徴と、チーム全体の戦術について分析します。
大型FWによるセットプレーの強み
東海大福岡の伝統的な強みの一つが、サイズのあるフォワード陣です。
190cm級の長身選手や、体重100kgを超えるプロップなど、高校生離れした体格の選手を擁することが多いのが特徴です。
この大型FWを活かしたスクラムやラインアウトなどのセットプレーは、チームの大きな武器となります。
安定したセットプレーからボールを確保することで、試合の主導権を握りやすくなります。
また、近場での突進(ピック&ゴー)やモール攻撃においても、フィジカルの強さは威力を発揮します。
相手ディフェンスをパワーで粉砕し、インゴールに迫るスタイルは、見ていて迫力満点です。
展開力を磨くバックス陣の特徴
強力なフォワードが作ったスペースを活かすのが、スピードとスキルを兼ね備えたバックス陣です。
東海大福岡のバックスは、個々の突破力だけでなく、パスワークによる展開力にも定評があります。
スタンドオフ(SO)の的確な状況判断から、センター(CTB)が縦に切り込み、決定力のあるウイング(WTB)やフルバック(FB)が外で勝負する。
この一連の流れがスムーズに決まった時、東海大福岡の得点力は爆発します。
近年では、キックを有効に使ったエリアマネジメントや、カウンターアタックの精度向上にも取り組んでいます。
パワーだけでなく、インテリジェンスを感じさせるプレーも随所に見られます。
新チームが目指すべき戦術「ボールを動かす」
新チームが上位に進出するためには、FWのパワーとBKのスピードを融合させた「ボールを動かすラグビー」の完成度を高める必要があります。
現代ラグビーでは、単に体が大きいだけでは勝てません。
全員が走って、パスを繋ぎ、相手ディフェンスの隙を突き続ける「継続ラグビー」が求められます。
特に、ブレイクダウン(接点)での激しいファイトと、そこからの素早い球出しが鍵を握ります。
テンポの速い攻撃で相手を翻弄し、ディフェンスラインを崩壊させる。
そのようなダイナミックなラグビーを展開できれば、東福岡や筑紫といったライバルたちとも互角以上に渡り合えるはずです。
監督・コーチングスタッフと育成方針
選手たちの能力を最大限に引き出すのが、指導者たちの役割です。
東海大福岡ラグビー部の指導体制と、その根底にある育成哲学について解説します。
津山総監督と笠松監督の指導哲学
チームの礎を築いた津山憲司総監督(元校長)は、東海大仰星(現・東海大大阪仰星)での指導経験も豊富な名将です。
「情熱」を持って選手と向き合い、人間形成を第一に考えた指導を行ってきました。
現在、現場の指揮を執るのは笠松高志監督です。
東海大学ラグビー部出身の笠松監督は、大学レベルの最新戦術やトレーニング理論を取り入れつつ、選手個々の個性を伸ばす指導を実践しています。
彼らの指導方針に共通しているのは、「自ら考え、行動できる選手の育成」です。
ラグビーは試合中に監督が指示を出し続けることが難しいスポーツです。
だからこそ、選手自身がグラウンド上で判断し、問題を解決する能力を養うことを重視しています。
東海大学との連携による育成システム
東海大学の付属校であるというメリットは、ラグビー部にとっても非常に大きなものです。
大学ラグビー界のトップを走る東海大学「SEAGALES」との連携により、高度な指導ノウハウやトレーニング環境を共有することができます。
定期的に大学のコーチや選手から指導を受ける機会があったり、合同練習を行ったりすることもあります。
高校生のうちから大学レベルのラグビーに触れることで、高い意識を持って日々の練習に取り組むことができます。
また、栄養管理やウエイトトレーニングに関しても、大学の科学的な知見に基づいたサポートを受けることができます。
これが、東海大福岡の選手たちが逞しい体格を作り上げられる秘密の一つです。
中学時代の実績不問?選手を伸ばす環境
東海大福岡には、中学時代に華々しい実績を残した選手だけでなく、高校から本格的にラグビーに打ち込む選手もいます。
指導陣は、過去の実績にとらわれず、入学後の努力と成長を正当に評価します。
「中学では無名だったが、高校で急成長してレギュラーを掴んだ」という選手も少なくありません。
個人の身体的な特徴や適性を見極め、最適なポジションにコンバートすることで才能を開花させるケースも多く見られます。
この「選手を育てる力」こそが、東海大福岡の真骨頂であり、多くの選手がここでの3年間で大きく成長し、次のステージへと羽ばたいていきます。
卒業生の進路とOBの活躍
東海大福岡ラグビー部での3年間は、その後の人生においても大きな財産となります。
多くの卒業生が、大学ラグビーや社会人ラグビーで活躍を続けています。
東海大学ほか主要な進学先一覧
卒業後の進路として最も多いのは、やはり系列校である東海大学への進学です。
東海大学ラグビー部は、関東大学リーグ戦1部に所属し、大学選手権でも常に優勝争いに加わる強豪です。
その他にも、以下のような大学へ多くの選手が進学しています。
- 日本大学
- 福岡大学
- 福岡工業大学
- 関西大学
- 日本体育大学
- 九州共立大学
関東や関西の有力大学だけでなく、地元の九州地区の大学に進み、九州学生リーグを盛り上げているOBも多数います。
文武両道を実践し、ラグビー以外の分野で活躍する卒業生も少なくありません。
大学ラグビーで活躍するOBたち
大学に進学したOBたちは、各チームの主力として活躍しています。
例えば、東海大学ではヴィリアミ・マフィ選手(LO/No.8)がFWリーダーを務めるなど、チームの中心選手として存在感を示しています。
また、関東大学リーグ戦などで活躍する長野亘汰選手(WTB)のように、スピードスターとして観客を沸かせているOBもいます。
彼らの活躍は、現役の高校生たちにとっても大きな刺激となり、「自分も先輩のように大学で活躍したい」というモチベーションに繋がっています。
リーグワン・トップレベルで戦う卒業生
大学卒業後、さらに上のレベルである「ジャパンラグビー リーグワン」のチームに進む選手もいます。
日本最高峰の舞台で、外国人選手や日本代表クラスの選手としのぎを削っています。
プロ選手として活躍するOBの存在は、東海大福岡ラグビー部のブランド力を高めるだけでなく、福岡県のラグビー界全体にとっても誇りです。
今後も、トゥポウ・ランギ選手のような有望な選手たちが、リーグワンや日本代表へと羽ばたいていくことが期待されます。
まとめ
東海大福岡ラグビー部は、第104回予選でのベスト16敗退という悔しさをバネに、新チームでの再起を誓っています。
吉用主将ら3年生が築き上げた土台の上に、井之口選手や浦方選手といった有望な2年生、そして勢いのある1年生たちが新たな歴史を積み上げていくでしょう。
2025年シーズンに向けたポイントは以下の3点です。
- 新チームの結束: 悔しさを知る1・2年生が、どれだけ勝利への執念を持って練習に取り組めるか。
- フィジカルと展開力の融合: 大型FWの強さとBKの展開力を高いレベルで融合させられるか。
- 打倒・東福岡: 絶対王者との差を埋め、県予選決勝の舞台で勝利を掴めるか。
ファンとしては、彼らが厳しい冬のトレーニングを乗り越え、春の大会や来年の花園予選でどのような成長した姿を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
これからも東海大福岡ラグビー部の挑戦を、熱く応援していきましょう!



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